「美しき貴公子!」「惚れ惚れする」金髪をなびかせるF・トーレスの豪快弾に再脚光!

2018年12月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

25歳のエースがアンフィールドを歓喜の渦に

いまから11年前のF・トーレス。対ユナイテッド戦はプレミアで6戦3発と相性が悪くなかった。(C)Getty Images

 日曜日にイングランド中の注目を集めたのがプレミアリーグ第17節、リバプール対マンチェスター・ユナイテッドの一戦だ。世界中に熱狂的なファンを抱える両雄の対決は、昔から特大の注目を集めてきたナショナル・ダービー。今回は絶好調のリバプールが3-1で凱歌を上げ、本拠地アンフィールドのサポーターを狂喜乱舞させた。

 その試合前に、リバプールの公式SNSが矢継ぎ早にアップし続けていたのが、過去のユナイテッド戦における名場面だ。もちろん勝利を手繰る寄せたポジティブなシーンばかりで、これでもかというくらい盛り込んでいる。

 なかでも反響を呼んだのが、2009年10月25日のナショナル・ダービーで生まれたファインゴールだ。スコアラーはほかでもない、現サガン鳥栖所属の元スペイン代表FW、フェルナンド・トーレスである。当時25歳。すでにリバプールの押しも押されもしない絶対的エースだった。

 0-0で迎えた65分だ。イスラエル代表MFヨッシ・ベナユンのスルーパスに抜け出したトーレスは、激しくぶつかってきたイングランド代表DFリオ・ファーディナンドをものともせず、そのまま豪快に右足を振り抜いてゴールに蹴り込んだ。試合はその後1点を加えたリバプールが2-0で快勝。クラブ公式SNSは「強さ、速さ、巧さ。フェルナンド・トーレスがユナイテッド戦で決めた忘れがたいゴールだ」と称えている。

 
 投稿からおよそ24時間で「いいね」は15万件に達し、コメント欄にも1000を超えるメッセージが寄せられた。「数え切れないくらいスーパーゴールを決めていたね」「実に彼らしいゴールだ」「惚れ惚れするよ」「キラキラ輝いていた」とゴールを絶賛。さらに当時は長めのブロンドヘアが代名詞だったこともあり、「美しき貴公子だ!」「本当にスタイリッシュ」「ファッションモデルのようだったよ」など容姿を称えるものも少なくない。

 一方、その後チェルシーへの移籍でファンの不興を買った事実を蒸し返し、「あのままいれば真の英雄になれたのに……」「なんで移籍しちまったんだ?」「まあたくさんお金を落としたんだから、いまとなれば良しとしよう」と、シリアスな投稿も散見された。いずれにせよ、いまだF・トーレスが積み上げた数多のゴールは、リバプール・ファンの心に深く刻まれているようだ。

 今季のJ1リーグでは17試合に出場してわずか3得点に終わった。プレシーズンからみっちり調整できる来季は、ぜひともゴールラッシュを決め込んでほしいところだ。

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