鹿島、逆転勝利でクラブW杯初戦突破!! 準決勝でレアル・マドリーとのリベンジマッチへ!

2018年12月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

永木が同点弾、セルジーニョのPK弾で逆転! 安部が3点目!

セルジーニョは同点弾の起点となり、自らのPK弾で2ゴールに絡んだ。(C) Getty Images

 クラブワールドカップ準々決勝、鹿島アントラーズ対グアダラハラの一戦は12月15日、UAEのハッザーア・ビンザイード・スタジアムで行なわれて、鹿島が3対2で逆転勝利を収めた。

 試合は、開始早々の3分に鹿島が先制を許す展開に。左サイドをブリスエラにドリブルで突破されると、自陣深くまで侵入を許し、クロスを供給される。中央ではマークがあいまいになった隙を突かれ、サルディバルにヘディングシュートでゴールを許した。

 その後もピンチの連続だった鹿島だが、GKクォン・スンテのビッグセーブやCBの昌子源、チョン・スンヒョンらの身体を張った守備でなんとか追加点を許さずに前半を終える。

 しかし鹿島は、後半開始からJリーグのベストヤングプレーヤー賞を受賞した19歳の安部裕葵を投入すると、その安部のドリブルでの仕掛けから攻撃の糸口を見いだしていく。

 そして後半開始早々の49分、鹿島は中央でセルジーニョが粘り、左サイドを駆け上がった土居聖真にパスを通す。土居は左サイドで二人に囲まれながらも、グラウンダーのクロスを供給。これを中央に走り込んだ永木亮太が押し込み、ゴールネットを揺らした。鹿島が同点に追いつく。

 戦況は一進一退の攻防を見せ、予断を許さない展開となったが、勝ち越しのゴールを奪ったのは鹿島だった。69分、相手ゴール前に押し込んだ鹿島は、ペナルティエリア内で土居が粘り、相手のファウルを誘ってPKを獲得。これをセルジーニョがゴール左に落ち着いて沈め、逆転に成功した。

 鹿島はさらに84分、途中出場の安西幸輝が左サイドへ攻め込み、安部にタイミングよくパスを供給。右45度の角度で受けた安部は思い切りよく右足を振り抜くと、鋭いカーブのかかったシュートがゴールネットに突き刺さった。鹿島が3対1とグアダラハラを突き放す。

 鹿島は終了間際にPKから失点したものの、3対2でタイムアップ。グアダラハラに逆転で勝利した鹿島が、20日の準決勝に駒を進めた。準決勝では、2016年大会で決勝で敗れたレアル・マドリーとの再戦となる。鹿島としては、当時のリベンジを果たしたいところだ。
 
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