「携帯の電源は常にONに!」「マナーモードは禁止!」 遅刻常習犯のデンベレにバルサから命令が下る

2018年12月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

ドルトムントの地方裁判所からは270万円の支払いを命じられ…。

遅刻が問題視されるたびに、ピッチの上で結果を出して見せるデンベレ。あっさり放出するには惜しい人材だけに、バルサとしても対応が難しいところだ。(C)Getty Images

 ふたたび練習に遅刻したことが騒がれたバルセロナのウスマンヌ・デンベレは、直後に行なわれたチャンピオンズ・リーグでもトッテナムを相手に先制点を挙げている。その才能はだれもが認めるところだ。

 だからこそデンベレに、プロとしての規律面の改善を求める声は少なくない。スペイン紙『Marca』によると、クラブはそのための一手として、携帯電話で常時連絡が取れるようにすることをこのフランス代表FWに求めたという。

 テレビゲームや連続ドラマの鑑賞に夢中になり、ついつい夜更かしをしてしまうデンベレ。12月8日のエスパニョールとのダービーでは、1ゴールを奪う見事なパフォーマンスを披露したものの、その翌日も練習に2時間遅刻して別メニューになったことが報じられていた。

『Marca』紙によると、バルサはデンベレに、夜中でも携帯電話の電源を切ったり、マナーモードにすることを禁じたという。つねに連絡が取れるようにしておけば、選手へのプレッシャーになるということだろう。バルサの対策が効果を発揮するのか注目だ。
 
 一方でデンベレは、ドルトムント時代のトラブルも解決しなければいけないようだ。『ESPN』によると、ドルトムントの地方裁判所から、かつて住んでいた家の大家に2万725ユーロ(約270万円)を支払うように命じられたという。不服があれば、デンベレは1か月以内に控訴しなければならない。

 ドイツ紙『Bild』の報道として『ESPN』が伝えたところによると、2017年8月にドルトムントからバルサに移籍したデンベレは、家の賃貸契約を適切に解消しないままスペインに向かったとされている。鍵も返却しておらず、大家が鍵を交換しなければならなかったようだ。

 ピッチ外でのトラブルを巡る報道が後を絶たないデンベレ。サッカーに専念し、1億ユーロ(約130億円)を超える移籍金に見合った選手であることを示せる日は訪れるのだろうか。
 
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