“死の組”2位の座を獲得したのはトッテナム! バルサに引き分けるも他会場のインテルが…【CL】

2018年12月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

途中出場のルーカスがトッテナムを救う!

同点弾を叩き込んだのはルーカス(背番号27)。このブラジル代表MFのゴールでトッテナムはベスト16進出を勝ち取った。(C)Getty Images

 現地時間12月11日に実施されたチャンピオンズ・リーグ第6節、バルセロナ対トッテナムの一戦は1-1のドローに終わった。

 勝たなければグループステージ突破は難しいだろうと言われ、序盤に固さが見られたトッテナム。そのアウェーチームに突如襲い掛かったのが、すでに1位通過を決めていたバルサの若きFW、ウスマンヌ・デンベレだった。7分、高速ドリブルで一気に持ち上がると、落ち着いてトッテナム・ゴールに流し込んだ。

 控え組中心のバルサはその後、アルトゥールやカルレス・アレニャを中心にボールをキープし、トッテナムの鋭いプレスを巧みにいなす。ただ、トッテナムも徐々に落ち着きと激しさを取り戻し、ハリー・ケイン、ソン・フンミンらが果敢にバルサ・ゴールに襲い掛かった。
 
 後半突入後もトッテナムの優勢は変わらず、同点に追いつくのは時間の問題のように思われたが、バルサもムニル・エル・ハッダディに代えてリオネル・メッシを投入し、これに対抗する。

 70分にはダニー・ローズのクロスを、ファーサイドに入ってきたクリスティアン・エリクセンがダイレクトで合わせたが、これはバルサGKヤスパー・シレッセンの好守に防がれた。シレッセンは至近距離から放たれた75分のルーカス・モウラのヘッドも、驚異の反応でかき出している。

 トッテナムに待望の同点弾が生まれたのは、85分だった。ゴール前に飛び込んだルーカスがケインの左からのクロスをダイレクトで叩き込み、ついにシレッセンの壁を打ち破ったのだ。

 結局試合はこのままスコアが動かず1-1のドローでフィニッシュ。「勝たなければいけない試合」マウリシオ・ポチェティーノ監督は戦前にそう語っていたが、同時刻にミラノで開催されていたインテルとPSVの一戦も1-1という結果に終わったため、"死の組"と言われたグループBの2位の座にはトッテナムが飛び込んでいる。
 
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