長友佑都、CLフル出場! ガラタサライはポルトに敗れるも3位確定でELの決勝Tへ

2018年12月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

名手カシージャスはCL通算100勝を達成!

長友がサイドを駆け上がるシーンは度々みられ、79分にはゴール前まで走り込んでラストパスを放り込むも、得点には結びつかず。 (C) Getty Images

 現地時間12月11日に行なわれたチャンピオンズリーグ(CL)第6節、グループDではガラタサライがホームでポルトと対戦して2-3の敗北。長友佑都は、左SBとしてフル出場している。

 すでにポルトとシャルケがグループステージ突破を決めていたこのグループにおいて、ロコモティフ・モスクワを勝点1上回るガラタサライは、ヨーロッパリーグ(EL)出場権を得られる3位の座を確定するためにも、少しでも勝点を積み重ねたいところだった。

 一方、首位通過が決まっており、また国内リーグ戦でも11連勝中と絶好調のポルトにとっては、元スペイン代表GKイケル・カシージャスのCL通算100勝が懸かった一戦でもあった。

 試合開始直後はサポーターの大声援を受け、ガラタサライが主導権を握り、敵陣に攻め入るシーンが多く見られたが、先制点はポルト。エクトル・エレーラがペナルティーエリア右外で倒されて得たFKで、アレックス・テレスのクロスに、DFを振り切ったフェリペが頭で合わせてゴールネットを揺らす。

 さらに42分にも、エルナーニが倒されてから、ムサ・マラガが見事な直接FKを決めてアウェーチームが追加点を奪った。

 しかし、追うガラタサライは前半アディショナルタイム、ガリー・ロドリゲスがエリア内で倒されてPKを獲得。ソフィアン・フェグーリが決め、1点差に詰め寄る。

 ガラタサライは後半開始直後からライアン・ドンクに替えてヘンリー・オニェクルを投入。積極的に攻撃を仕掛けるが、フィニッシュに結びつかない。

 すると57分、前掛かりになったホームチームの裏をかいたガラタサライは、エルナーニが駆け上がって長友をかわし、ゴール前にマイナスのラストパス。これをセルジオ・オリベイラが冷静に蹴り込み、3-1と突き放した。

 しかしガラタサライは気落ちすることなく、65分にガリー・ロドリゲスの右からのクロスにエレン・ディルディヨクが合わせ、再び点差を縮める。さらに67分にはロドリゲスが倒されてPKを獲得するが、この絶好の同点機でキッカーのフェグーリはクロスバーに当ててしまう。

 ガラタサライは最後まで攻め続けたものの、スコアは動かないまま、試合は終了。敗れたガラタサライだが、ロコモティフ・モスクワがシャルケに0-1で敗れたため、3位が確定。来年2月からは、ELの決勝トーナメントに戦いの場を移すこととなった。

 一方、ポルトはスタメン出場したカシージャスが、クリスチアーノ・ロナウド(ユベントス)に並ぶCL通算100勝を達成している。
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