「鹿島の躍進に欠かせない!」FIFA公式が昌子源をクラブW杯“注目の6傑”に選出!

2018年12月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

モドリッチ、ヴァランヌら名手たちとともに

世界の名だたるアタッカーとどんなバトルを繰り広げるのか。昌子が半年ぶりに“W杯”へ帰還する。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 いよいよ明日、UAE(アラブ首長国連邦)でクラブワールドカップが開幕する。ようやく南米王者がアルゼンチンのリーベル・プレートに決まり、出場全7チームが出揃った。12月12日の1次ラウンド、アル・アイン(UAE)vsウェリントンFC(ニュージーランド)のゲームで熱戦の火蓋が切って落とされるのだ。

 日本のサッカーファンの注目はもちろん、初のアジア王者に輝いた鹿島アントラーズの戦いぶりだろう。15日に第2ラウンドで北中米・カリブ海王者のグアダラハラ(メキシコ)と対決し、これに勝てば、19日の準決勝で欧州王者にして現世界王者のレアル・マドリー(スペイン)と相まみえる。決勝は22日にアブダビで行なわれる予定だ。

 2018年を締めくくるビッグトーナメントを盛り上げるべく、FIFA(国際サッカー連盟)の公式サイトは連日のように特集を組んでいる。そんななか、10日に掲載されたのが「ロシア2018のスターがUAEに舞い降りる」と題した記事だ。今年夏のロシア・ワールドカップで目覚ましい活躍を果たし、今回のクラブワールドカップにエントリーしている「注目の6選手」を紹介している。

 
 実に錚々たる顔ぶれだ。キャリア初のバロンドールを受賞したばかりのMFルカ・モドリッチ(クロアチア代表/R・マドリー)を筆頭に、DFラファエル・ヴァランヌ(フランス代表/R・マドリー)、FWマルクス・ベリ(スウェーデン代表/アル・アイン)、MFアニセ・バドリ(チュニジア代表/エスペランス)、MFエンソ・ペレス(アルゼンチン代表/リーベル)と来て、鹿島からは日本代表CB昌子源が堂々選出された。こんな寸評が添えられている。

「ゲン・ショウジはクラブワールドカップにおいて"見知らぬ人物"ではない。鹿島は2016年大会決勝、延長戦にもつれ込んだR・マドリー戦で、大方の予想を裏切る大健闘を見せた。彼はその最終ラインで奮起したディフェンダーである。今回は晴れてアジア王者となり、ショウジとアントラーズはトーナメントへの帰還を果たしたのだ。ショウジはロシア2018で日本がベルギーの軍門に降るまで、3試合に先発出場。鹿島ひと筋のセンターバックは、チームのUAEでの躍進に不可欠な存在と見て間違いない。彼は"鹿島入団は僕にとってはキャリアのターニングポイントでした。入団していなければいまの僕はなかった"と話す。同じくロシア2018に韓国代表として出場したチョン・スンヒョンとともに、鹿島の守備を支える要人だ」

 ワールドカップのラウンド・オブ16、ベルギー戦のタイムアップ直後、昌子は地面を激しく叩いて悔しさを表現した。そしてその映像は世界中に放映され、あと一歩のところで善戦虚しく散った西野ジャパンを象徴するシーンとなった。

 あれから6か月、ふたたび"ワールドカップ"の舞台に立つ昌子。メキシコの強豪を撃破して、マドリーとの再戦へと漕ぎつけるか。大注目のトーナメントが、いよいよ開幕を迎える。
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