「ウソっぱちの賞だ!」「マドリードでアンチ・メッシ・キャンペーンが」 バルサDFがバロンドール結果に怒り!

2018年12月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「(バロンドールは)どんどん悪くなっている」と主張。

バルサでメッシ(左)と息の合ったプレーを見せ、その偉大な才能を日々実感しているジョルディ(右)だからこそ、今回のバロンドールの結果には納得がいかないものがあるのだろう。(C)Getty Images

 2018年のバロンドールはルカ・モドリッチに決まった。10年続いたリオネル・メッシとクリスチアーノ・ロナウドの2強時代に終止符が打たれたことも大きなニュースとなったが、メッシが2006年以来となるトップ3圏外に終わったことも議論を呼んでいる。

 バルセロナのチームメイトには、納得できない結果のようだ。『ESPN』によると、ジョルディ・アルバはエスパニョールに4-0と快勝した12月8日のダービー後、「バロンドールはウソっぱちの賞だ!」「レオは唯一無二。彼は歴代最高だよ」と、この日も見事なFKから2ゴールを挙げたメッシが受賞に値すると訴えた。

 さらにジョルディは、「ほかの選手たちを推すキャンペーンがある。非常に優れており、認められるに値する選手たちだ。でも、結局はチーム賞ではなく、個人のベストを決める賞じゃないか」とコメント。宿敵レアル・マドリーのおひざ元であるマドリードで、「アンチ・メッシ・キャンペーン」があったと主張している。

「メッシに対してフェアじゃなかった。5位だって? マドリードでキャンペーンがあったんだよ。C・ロナウドが移籍していなければ、メディアとファンは彼の受賞を望んだだろう。でも、彼は移籍した。それで代わりにモドリッチだ」

「モドリッチは素晴らしい選手だし、見事なシーズンだった。世界有数の選手だ。でも、ナンバーワンはメッシだよ。僕はもう見ない。正直、(バロンドールは)どんどん悪くなっている」
 
 先日、メッシが5位だったことについて訊かれ、「バカげている」と話していたバルサのエルネスト・バルベルデ監督も、「彼を楽しむことができる我々は幸運だ」と、改めて背番号10への賛辞を口にした。

「我々は二度と繰り返されることのない時代を目撃しているんだ。彼が(最終候補に)ノミネートされなかったのは、異常なことだよ」

 一方、2ゴールでダービー勝利に導いたメッシ本人は、落選がモチベーションになったのかと問われると「いや、それが理由じゃない」と冷静だった。

 バロンドール発表から間もなく1週間が経つが、議論はまだまだ収まりそうにない。
 
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