バイエルン、主導権を握り続けて3発完封勝利! 8戦未勝利のニュルンベルク、久保に出番は訪れず

2018年12月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

王者は10戦ぶりにクリーンシートを達成!

8割近いポゼッションを誇り、完勝を飾ったバイエルン。このまま完全復活に向けて前進を進めていけるか。 (C) Getty Images

 12月8日(現地時間)、ブンデスリーガ第14節が行なわれ、バイエルンが3-0でニュルンベルクを下した。
 
 前節でブレーメンに辛勝して4試合ぶりにリーグ戦での勝利を挙げた4位バイエルンだが、ホームで4試合勝ちなしという状況で、ここまでわずか2勝の15位ニュルンベルクをホームに迎えた。久保裕也は3戦連続のスタメン入りはならず、ベンチで試合開始を迎えている。
 
 立ち上がりから攻め続けるバイエルンは、ニャブリの右サイドの突破などによりチャンスを量産し、9分、CKでレバンドフスキがGKブレドロフの前に入って打点の高いヘッドを決め、早くも先制点を奪う。
 
 相手に攻める機会をほとんど与えずにリードしたホームチームは、その後も主導権を握り続け、15分にリベリが左からカットインでシュート。DFに当たって軌道の変わったボールが、左ポストをヒットする。
 
 24分には、右サイドをニャブリとミュラーの連係で崩し、ラストパスがレバンドフスキに通り、決定的なシュートを放つ。これは枠に飛ばすことができなかったエースストライカーだが、その3分後、ゴレツカのミドルがクロスバーにはね返った場面では、素早く反応して押し込み、2点目を挙げた。
 
 防戦一方のニュルンベルクは、20分に初めてカウンターからまともな攻撃を見せ、30分に敵陣でのFKのクリアが小さくなったところをフリーのバウアーがダイレクトシュートを放ったものの、それ以上のチャンスを作ることはできない。
 
 バイエルンは長短のパスが効果的で、敵陣での素早いパスは相手守備陣を翻弄。39分のレバンドフスキのダイレクトボレー(わずかに枠外)や、44分にFKからボアテングが左足で惜しいシュートを放つなど、ニュルンベルクを押し込んだまま前半を終えた。
 
 後半、開始直後にバイエルンは、キミッヒがいきなりゴール右隅へ決定的なシュート。ブレドロフの好反応でCKに逃げられたが、その後も攻勢を維持していく。
 
 そして56分、敵陣でパスカットしてミュラーからニャブリへスルーパスが通り、エリア左からシュート。ブレドロフが弾いたところをリベリが詰め、リードを3点に広げた。
 
 63分にリベリ(→コマン)、ゴレツカ(→チアゴ)と2人を同時に交代させるなど、バイエルンの動きからは余裕が感じられるが、これに対してニュルンベルクは徐々に敵陣に入れるようになり、64分、右サイドを攻略してからのクロスに、フリーのケルクが合わせて惜しい場面を作る。
 
 さらに攻撃を活性化させるため、70分にニュルンベルクも2枚替えを敢行し、ペトラーク(←ライン)、ズラレーク(←ケルク)を投入。しかし、再びバイエルンにボールを支配されてゴール前に迫られ、77分にはコマンにエリア内できわどいシュートを許してしまう。
 
 ニュルンベルクは84分に最後の交代枠を使用し、DFのエウェルトンを投入。これで今節での久保の登場はなくなった。
 
 バイエルンは時折、守備面で集中力が欠ける場面もあったが、要所を押さえて相手の失点を許さず、逆にキミッヒがクロスバーを叩くシュートを放つなどチャンスを作りながら、試合終了の時を迎え、10試合ぶりの完封で2連勝、ホームでは5試合ぶりの勝利を飾った。
 
 一方のニュルンベルクは、これで8試合連続未勝利。3失点は今シーズン5試合目、そして3点差敗は4試合目となった。
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