キックオフ目前! 激戦必至のイタリア・ダービーは、驚異的な数字を誇る両エースの活躍に注目だ

2018年12月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

得点率ではイカルディが上。

ユベントスとインテルの「イタリア・ダービー」はどちらに軍配が上がるのか。両エースの出来が、勝敗に影響するのは間違いなさそうだ。(C)Getty Images

 セリエAでは現地時間12月7日の第15節で、ユベントス対インテルの大一番が行なわれる。7連覇中の首位ユーベに、勝点11差をつけられている3位のインテルにとっては、これ以上差を広げられないためにも絶対に負けられない戦いとなる。

 この「イタリア・ダービー」と呼ばれる名門対決でもっとも注目されるのは、やはり両エースの対決だ。ユーベはクリスチアーノ・ロナウドが現在10ゴールで得点ランキングのトップタイに立っており、インテルのマウロ・イカルディがこれを2点差で追っている。
 
 イタリア紙『Corriere dello Sport』は12月6日、この大一番を前に両選手の数字に注目した。

 バロンドール争いでは元チームメイトのルカ・モドリッチに屈したC・ロナウドだが、2018年もゴールを量産してきたのは確かだ。レアル・マドリーで22得点、ユベントスで10得点と、リーグ戦の29試合で32得点をマークしている。

 これは、リオネル・メッシ(31試合、28得点)を上回り、ルイス・スアレス(32試合、24得点)やモハメド・サラー(29試合、22得点)、ロベルト・レバンドフスキ(25試合、21得点)らにも大きく差をつけた、欧州5大リーグでトップの数字だ。ちなみに、イカルディは26試合で20得点をマークしている。

 リーグ戦に限らず公式戦すべてを見ても、C・ロナウドは39得点でやはり5大リーグのトップ。メッシ(37得点)、サラー、レバンドフスキ(29得点)、アントワーヌ・グリエーズマン(27得点)らを引き離した。イカルディはネイマールと並ぶ23得点だ。

 守備の国イタリアでもネットを揺らし続けるC・ロナウドは、公式戦14試合で10ゴールと早くも二桁得点を達成。これはユーベにおいて、1957-58シーズンのジョン・チャールズ以来となる歴代2位の速さだ。

 ただ、CR7のすごさはゴールだけではない。今シーズンここまで5つのアシスト、25回のチャンスメイクに加え、パス成功数が429本(1試合平均30.64本)、総シュート数が99本(枠内39本)と、バランスよく偉大な記録を残している。

 一方、稀代のゴールゲッターであるイカルディも負けていない。セリエAでの出場時間はC・ロナウドの1250分に対して859分と少ないが、得点率ではそのポルガトル代表を上回っている。また『Corriere dello Sport』紙は、シュート1本あたりの決定率やドリブル成功数でもイカルディがC・ロナウド以上だと報じた。

 インテル・サポーターがイカルディにとりわけ大きな期待を寄せるのは、これまで8得点とユーベ戦を得意としているから。イカルディは再びユーベの牙城を崩し、今季無敗の絶対王者に初の黒星をつけることができるだろうか。
 
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