アンプティサッカー日本選手権を Jリーグ王者川崎の守護神チョン・ソンリョンも観戦! J屈指のGKが感じたこととは?

2018年12月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「姉が生まれながらに障がいを…」

古城暁博(アンプティサッカー日本代表/写真左)、チョン・ソンリョン(川崎フロンターレGK/写真右)。

 11月17日・18日、腕や足を切断した選手たちが松葉杖を使ってプレーするアンプティサッカーの日本選手権が、神奈川県川崎市の富士通スタジアム川崎で行なわれた。
 
 川崎市をホームタウンとする川崎フロンターレは、2016年より日本選手権のPR活動に参加しており、中村憲剛、小林悠、今年は谷口彰悟と知念慶がクラッチ(松葉杖)を使って、アンプティ選手と一緒にプレーする動画を配信している。
 
 大会初日にはGKチョン・ソンリョンが来場。「フィールドプレイヤーは片足がないですし、GKには片腕がありません。ルールも少し違いますが、サッカーをやりたいという情熱をすごく感じました。また、年齢や性別も異なる選手が一緒にできることも素晴らしいですね」と語り、昨年の日本選手権で優勝したFC九州バイラオールのプレーに驚きを隠せない様子だった。
 
 また、「若い頃は自分ひとりが頑張っていればいいという思いが強くありましたが、川崎に入って、チームだけじゃなく、ファンやサポーターに支えられていることも感じています。姉が生まれながらに障がいを抱えていることや、年を重ねるにつれて思うところもあり、試合を見に来ました」とアンプティサッカーを見に来た理由について教えてくれた。
 
 今月初旬まで、メキシコでアンプティサッカーワールドカップが行われ、日本は24か国中、過去最高の10位と好成績を収めた。日本代表でキャプテンを務めた古城暁博が、スタジアムを訪れたチョン・ソンリョンにアンプティサッカーを紹介する一幕も。古城は、「プレーの激しさと、その中に込められた選手それぞれの思いがアンプティサッカーの魅力。Jの現役選手に初めて大会を観戦してもらい嬉しく思います」喜びを語っている。
 
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