途中出場の“急先鋒”が大仕事!
逆転弾を決めたラカゼット。途中出場ながら指揮官の起用に見事に応えてみせた。 (C) Getty Images
12月2日(現地時間)、プレミアリーグ第14節が行なわれ、アーセナルとトッテナムがロンドンのエミレーツ・スタジアムで対戦した。
通算196回目の「ノースロンドン・ダービー」は、アーセナルが11戦無敗、トッテナムが3連勝中と、互いにプレミアリーグで好調を維持して大きな注目を集めるなか、開始早々にいきなり動く。
9分、敵陣左サイドのボックス脇でFKを得たアーセナル。キッカーのジャカがゴール前へ柔らかいボールを蹴り込むと、クリアしに行ったトッテナムのCBヴェルトンゲンの手に当たってPKに。これをエースのオーバメヤンがきっちりと決めて先制に成功した。
先手を取ってからより勢いが増したホームチームは、直後の13分にもオーバメヤンが決定機を迎え、18分にもイウォビ、19分にベジェリンがチャンスを得るなど、矢継ぎ早に相手ゴールへ迫った。
出鼻を挫かれたトッテナムは、22分にソン・フンミンが単独突破からビッグチャンスを迎えるなど、回数こそ限られたが、ショートカウンター気味の攻撃をジャブのように打ち込んでいく。すると、相手守備陣にも綻びが生れるようになる。
そして、25分以降、ペースを握り始めたアウェーチームは、セットプレーからのワンチャンスを得る。
30分、敵陣左サイドで得たFKの場面、名手のエリクセンがボックス内でボールを供給。これをニアサイドでダイアーがヘディングでねじ込んで同点としたのだ。
試合を振り出しに戻したトッテナムは、一気にアーセナルを攻め落としにかかり、先制点から4分後に逆転に成功する。33分にソン・フンミンが倒されて得たPKをケインが決めた。
あっという間にアウェーチームが逆転したことに加え、ダイアーの同点ゴール直後に両軍が掴み合いの騒動になったこともあり、スタンドがダービー特有の異様なムードと化したなかで、前半は終了した。
通算196回目の「ノースロンドン・ダービー」は、アーセナルが11戦無敗、トッテナムが3連勝中と、互いにプレミアリーグで好調を維持して大きな注目を集めるなか、開始早々にいきなり動く。
9分、敵陣左サイドのボックス脇でFKを得たアーセナル。キッカーのジャカがゴール前へ柔らかいボールを蹴り込むと、クリアしに行ったトッテナムのCBヴェルトンゲンの手に当たってPKに。これをエースのオーバメヤンがきっちりと決めて先制に成功した。
先手を取ってからより勢いが増したホームチームは、直後の13分にもオーバメヤンが決定機を迎え、18分にもイウォビ、19分にベジェリンがチャンスを得るなど、矢継ぎ早に相手ゴールへ迫った。
出鼻を挫かれたトッテナムは、22分にソン・フンミンが単独突破からビッグチャンスを迎えるなど、回数こそ限られたが、ショートカウンター気味の攻撃をジャブのように打ち込んでいく。すると、相手守備陣にも綻びが生れるようになる。
そして、25分以降、ペースを握り始めたアウェーチームは、セットプレーからのワンチャンスを得る。
30分、敵陣左サイドで得たFKの場面、名手のエリクセンがボックス内でボールを供給。これをニアサイドでダイアーがヘディングでねじ込んで同点としたのだ。
試合を振り出しに戻したトッテナムは、一気にアーセナルを攻め落としにかかり、先制点から4分後に逆転に成功する。33分にソン・フンミンが倒されて得たPKをケインが決めた。
あっという間にアウェーチームが逆転したことに加え、ダイアーの同点ゴール直後に両軍が掴み合いの騒動になったこともあり、スタンドがダービー特有の異様なムードと化したなかで、前半は終了した。
迎えた後半、追いかけるアーセナルが、開始とともにラムジーとラカゼットを投入して攻めにかかるのに対し、主導権を握ったのは、トッテナムだ。中盤での効果的なプレッシングで相手を押し込んだのである。
アウェーチームに支配されたアーセナルだったが、流れるようなパスワークから一瞬の隙を突いて同点弾をねじ込む。
56分、自陣からのベジェリンのスルーパスに抜け出したラムジーがバイタルエリア中央へ折り返すと、これをオーバメヤンが豪快に蹴り込んでゴールネットを揺らした。
同点としてホームチームが息を吹き返すなかで、再び膠着状態となった試合だったが、そのなかで後半開始早々に投入されたアーセナルの"急先鋒"が大仕事をやってのける。
74分、敵陣で相手DFからボールを奪ったラムジーのパスに反応したラカゼットが一度、バイタルエリアで持ち直してから切り替えして左足でシュート。これが相手のダイアーに当たってトッテナムのゴールに吸い込まれた。
再逆転に成功したアーセナルは、なおも攻勢を強めると、77分には、オーバメヤンのスルーパスに抜け出したトレイラが、ボックス内まで持ち込んで冷静にフィニッシュ。4点目を突き刺した。
指揮官のエメリの采配がズバリ的中した格好となり、一気にトッテナムを突き放したアーセナルは、その後も守勢に回ることなく試合を支配。85分にはヴェルトンゲンがこの日、2枚目の警告を受けて退場となって数的優位にもなり、勝利に近づいていった。
数的不利になって戦意を喪失した感が否めなかったトッテナムに反攻の力はなく、結局、積極果敢なプレッシングを掛け続けたアーセナルが4-2と逃げ切った。
宿敵を破ってプレミアリーグの無敗数を「12」に伸ばしたアーセナルは、トッテナムを抜き去ってチャンピオンズ・リーグ圏内の4位に浮上した。