「ミランがC・ロナウドを狙っていたのは…真実だ」 元SDの発言をガットゥーゾ監督が認める

2018年12月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「セスクのことは好き。モドリッチやカンテもね」

ミランがC・ロナウドの獲得に動いていた事実を認めたガットゥーゾ監督。(C)Getty Images

 ユベントスのクリスチアーノ・ロナウドは、12月1日のフィオレンティーナ戦でPKを決め、セリエAで14戦目にして早くも10ゴールの二桁得点を達成した。

 守備の国イタリアでもネットを揺らし続けるCR7だが、絶対王者ユベントス以外のクラブでプレーしていたら、どうなっていたのだろうか。

 昨シーズンまでミランのスポーツディレクターを務めていたマッシミリアーノ・ミラベッリは、イタリア『Sportitalia』のインタビューで、「代理人のジョルジュ・メンデスと話したんだ」と、中国資本の時代にミランがC・ロナウド獲得を狙っていたことを明かしている。(『Sport Mediaset』より)

「我々は、C・ロナウドがレアル・マドリーで問題を抱えるかもしれないと分かっていた。サラリーについても話し合って、すべての準備を進めていたんだ。だが、中国のオーナーが取引を止めた。(移籍金が)とても支払える額ではなかったからだ。いまのミランのオーナーだったら、CR7はミランの選手になっていた」
 
 C・ロナウドは本当にチャンピオンズ・リーグ(CL)の出場権も持たないミランへの移籍に向かっていたのか、真偽は定かではない。だが、ミランのジェンナーロ・ガットゥーゾ監督は1日の会見で、「当然私も知っていた」と認めている。

「ミラベッリはバカじゃない。途中まではその可能性があったということだ。彼が話したことは…すべて本当だよ。可能性があった。それからいろいろなことがあったんだ。ただ、彼が言ったことは事実だと認めるよ」

 いずれにしても、C・ロナウドはユベントスに移籍し、ミランはそのユーベからゴンサロ・イグアインを獲得した。そしていま、ミランはチェルシーのセスク・ファブレガスの獲得が注目されている。

 セスクについて問われるとガットゥーゾ監督は、「素晴らしい選手はみんな好きだ。ルカ・モドリッチも、エヌゴロ・カンテもね」と述べるにとどまった。

「その質問はクラブにすべきだ。私は毎日マーケットの可能性をアップデートしているわけじゃない。我々が交渉の話に加わるのは、80~90パーセントの可能性で取引できるようになってからだ。いろいろな名前が騒がれている。セスクのことは好きだ。だが、具体的なことは何もない」

 6年ぶりのCL復帰を目指す中で、負傷者続出の事態に悩まされている5位ミランが、セスク獲得に動くのか注目される。
 
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