J1参入POでドラマ!東京VがGK上福元のヘッドから土壇場で決勝弾!横浜FCを1-0で下し、11年ぶりのJ1昇格へ王手

2018年12月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

まさに劇的!90+6分に決勝点

GKが弾いたこぼれ球に詰めてD・ヴィエイラ(中央)が決勝点!交代出場で見事に仕事を完遂した。写真:徳原隆元

[J1参入プレーオフ]横浜FC0-1東京V/12月2日/三ツ沢
 
 J1参入プレーオフ2回戦の横浜FC対東京ヴェルディが2日、ニッパツ三ツ沢球技場で行なわれ、1-0で東京Vが勝利。11年ぶりのJ1昇格に王手をかけた。
 
 試合はお互いに守備意識が高く、球際も激しい引き締まった展開になった。ホームの横浜FCは攻撃の核となるレアンドロ・ドミンゲスを欠きながらも、最終ラインから上手くビルドアップし、セットプレーも絡めて圧力をかける。29分には瀬沼優司のクロスからイバが放ったヘッドがポストを叩いた。
 
 一方、ボランチの内田達也を出場停止で欠く東京Vは、粘り強く身体を張って横浜FCの攻撃に耐えつつ、こちらもセットプレーを軸にチャンスをうかがう。
 
 0-0で迎えた後半は、49分に東京Vが井上潮音、李栄直を下げて、梶川諒太とレアンドロを投入。その梶川が中盤でさばき役を務めることで、東京Vが徐々にゲームのペースを握っていく。
 
 対する横浜FCは70分、相手セットプレーを防いでカウンターを発動し、最後は北爪健吾がエリア内で右足を振り抜く。これはGK上福元直人に防がれたが、ゴールになっていてもおかしくない場面だった。
 
 その後、東京Vは74分に奈良輪雄太に代えてドウグラス・ヴィエイラを投入し、1点を狙いに行く。そして迎えた90+6分、東京Vが劇的な決勝弾を挙げた。セットプレーのチャンスで攻撃参加していたGKの上福元が、佐藤のクロスに合わせてヘッド。これはGK南雄太に防がれたが、こぼれ球にD・ヴィエイラが詰めてゴールにねじ込んだ。

 このゴールで東京Vは、横浜FCを撃破。J1参入プレーオフ決定戦への進出を決めた。8日にヤマハスタジアムで行なわれるジュビロ磐田戦に勝てば、11年ぶりのJ1昇格となる。
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