リーベルに処分下るも、リベルタ杯決勝第2戦は12月9日開催!欧州王者の本拠地で南米王者が決まる!!

2018年11月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

40万ドルの罰金と2試合のホーム戦無観客試合

第1レグは2-2のドロー。運命の第2レグ、モヌメンタルで熱い戦いが期待されていたが……。 (C)Getty Images

 ボカ・ジュニオルスとリーベル・プレートによるコパ・リベルタドーレス決勝第2戦は、12月9日、レアル・マドリーの本拠地であるサンティアゴ・ベルナベウで開催されることが、南米サッカー連盟(CONMEBOL)から発表された。

 アルゼンチンの首都、ブエノスアイレスに拠点を置く2チームの戦いは「スーペルクラシコ」と呼ばれ、世界でも有数のダービーマッチのひとつ。今回は、南米王者が決まる決勝で、この組み合わせが実現した。

 第1戦はボカのホームで行なわれ、2-2でドロー。続く第2戦は、11月24日にリーベルのホームで開催される予定だった。

 しかし試合当日、スタジアム入りしたボカのバスにリーベルのサポーターが投石するなど暴徒化し、複数の負傷者が出た。機動隊が撒いた催涙ガスで気分が悪くなり、嘔吐する選手も居たため、試合を翌日に延期。だが、1日では体調が回復しない選手も多く、再延期された。

 2度の延期を経て、27日にCONMEBOL、ボカとリーベルの各会長らが協議し、「12月8日か9日にアルゼンチン国外で開催」と発表。だが、ボカ側はリーベルの失格処分を求めており、事態がさらに複雑化した。

 南米王者は、12月12日からUAEで開催されるクラブワールドカップに参加する資格を得るが、このままでは大会に間に合わないのではないかと危惧する声も上がったほどだ。

 開催地として、アメリカのマイアミ、カタールのドーハ、パラグアイのアスンシオンなど、様々な憶測が飛び交うなか、奇しくも欧州王者マドリーの本拠地に決定した。

 これに併せ、リーベルには40万ドルの罰金と、2試合のホーム戦無観客試合という処分が下されたことも発表されている。

 全く予想がつかない中立地での運命の一戦。熱狂的な両チームのサポーターが入場できるのかどうかなどは発表されていないが、まずは無事に試合が開催されることを祈るばかりだ。
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