「アジア杯メンバーの半分は当確か」英メディアが森保ジャパン2試合のレポートで言及した”懸念材料”

2018年11月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「4点目は実に鮮やかだった」と称賛

キルギス戦に圧勝した日本代表。ベネズエラ戦から11人を入れ替えて臨み、後半には5人を入れ替えた。 写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 11月20日、森保ジャパンはキルギスから4点を奪って、年内ラストマッチを圧勝で飾った。年明けの1月には、最初の公式戦となるUAEでのアジアカップに挑むことになる。

 英国サッカーサイト『Football365』の特派員、ジェームズ・T・イシカワ記者が、引き分けだったベネズエラ戦、圧勝したキルギス戦について、そして日本代表の親善試合の事情に言及している。公開されたレポートの一部を紹介しよう。

「ベネズエラ戦は引き分けに終わったが、お互いのチームが非常にアグレッシブな姿勢をみせ、試合のクオリティは高かった。次のキルギス戦は、前の試合に比べるとエキサイティングさに欠けたように思う。

 キルギス戦で、森保一監督は多くのリザーブの選手たちが出場の機会を与えた。11人の彼らはとてもよくやって前半を2-0で終えたが、後半にはこれまで起用されてきた、柴崎岳、中島翔哉、堂安律、南野拓実、大迫勇也を起用した。これによって日本はキルギスをさらに引き離した。この試合で最も印象的だったのは、3点目が決まったわずか数秒後に決まった4点目のゴールだ。実に鮮やかだった」

 この様子を見届けたイシカワ記者は「森保監督はアジアカップに挑むチームのうち半分は固めているのだと感じた」と綴っている。

「日本代表の直近の成績は4勝1分けと、選手たちに自信を与える結果だ。多くの若手が呼び出されて機能し、非常に攻撃的なサッカーをしている。

 前線はほぼ固まっただろう。だが、守備陣が明確ではないようだ。吉田がキャプテン、酒井が右SBでスタートすることになるだろうが、それ以外が不透明。長友佑都は左SBの第一選択肢だが、肺の負傷のために戦列を離れている。チームの半分が固定されているのは、日本がロシア・ワールドカップに挑む直前、誰も固定されずにいた状況に比べればずいぶんとマシな状況だろうが…不安定であることは懸念材料だと考える」

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