【U-21日本代表通信簿】準優勝のドバイ杯3試合を通じてアピールに成功したのは?

2018年11月23日 林 遼平

守備陣の最高評価は守護神・小島。U-21初選出の久保は?

2世代の飛び級でU-21日本代表に初選出された久保のパフォーマンスは? (C) Getty Images

 ドバイカップU-23で輝いた選手は誰なのか? ウズベキスタン、クウェート、UAEとの計3試合のパフォーマンスを5段階(S、A、B、C、D)で評価してみた。あと一歩届かず準優勝に終わった今回は、最高の「S評価」は攻守に1人ずつ。守備陣は3試合で3失点とまずまずの出来だったが、ピンチを招く場面が多かったのと勝ち切れなかった点を考慮して評価は低めに。一方で、攻撃陣は3試合で8得点という結果が表わすとおり軒並み高評価となった。
 
GK
1 小島亨介 S
第1戦と第3戦に出場。幾度となくチームのピンチをビッグセーブで防ぐなど勝ち点獲得に貢献。
 
23 谷 晃生 B
山口の負傷で緊急出場を果たしたが、相手に押し込まれる時間も少なく危ない場面はなかった。
 
12 山口瑠伊 B
安定したプレーを見せていたが相手選手との接触で負傷。悔しい途中交代となってしまった。
 
DF
4 板倉 滉 B
「球際の部分で課題が出た」。攻撃への関わり方は悪くなかったが、守備面はもう一歩。
 
15 大南拓磨 B
冷静な対処を心掛けていたが第3戦でPKを献上。好守を続けていただけにもったいないプレーに。
 
20 立田悠悟 B
3バックの中央で存在感を発揮。ただ、ボールを奪い切るという点に関しては多少課題が残った。
 
19 橋岡大樹 B
第2戦で攻守に堂々としたプレーを披露。そこでの評価が第3戦の途中出場につながった。
 
22 小林友希 B
初出場となったクウェート戦では的確なパスを供給。周りと声を掛け合いながら安定したプレー。
 
MF
3 中山雄太 B
ボランチとCBで出場。守備面では流石のプレーを見せたが、攻撃面では精度がもう一つ。
 
10 三好康児 B
結果こそ残せなかったが動き自体は悪くなかった。前線と後ろの中継地点として起点となった。
 
6 長沼洋一 A
クウェート戦では圧巻の3アシストを記録。試合を通してハードワークを続け勝利に貢献した。
 
8 伊藤達哉 A
3試合で1アシストを記録。自身の特徴であるドリブルを利用した前への推進力は抜群だった。
 
2 藤谷 壮 A
初戦のみの出場だったが、2つのゴールに絡む活躍を見せた。ただ、怪我で無念の途中離脱。
 
13 岩崎悠人 B
初戦は途中交代で流れを変えたが、第3は先発で良さを生かせず。不完全燃焼の出来に。
 
21 久保建英 A
ドリブルや動き出しで攻撃にアクセント。第2戦の上田綺世への中央を通したアシストは見事。
 

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