「ピッチ上をかき回した!」途中出場で中島翔哉のゴールをアシスト。堂安律の流れを変えたプレーに蘭メディアが注目

2018年11月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

59分から出場し、流れを変えた

南野からのパスをはたいて中島の森保ジャパンでの初ゴールをアシスト。 写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 日本代表は11月20日、キリンチャレンジカップでキルギス代表と対戦し、4-0で勝利。森保一監督は4日前に行なわれたベネズエラ戦からスタメンを総入れ替えして臨んだ。

 山中亮輔と原口元気が得点を挙げて2-0で折り返したものの、後半は攻め手を欠いた。この膠着状態を打破したのは、途中出場した大迫勇也と堂安律のふたりだった。

 オランダのサッカー専門サイト『FCUpdate』は「"交代要員"の堂安が日本の勝利に貢献」という見出しで、同リーグで活躍するフローニンヘンのエースを称えた。

「試合開始から約1時間後、堂安は彼にとって5試合目となる代表戦のピッチに投入された。スコアは2-0と日本がリードしており、山中、原口がすでにスコアラーとなっていた。しかし、途中から日本が攻めあぐねる展開となり、キルギスに攻め込まれるシーンも見られた。そんななか、森保監督の選択で投入された堂安は、テンポのいいタッチでピッチ上をかき回し、流れを変え、中島翔哉が決めた4点目を支援して勝利に貢献した」

 19歳でオランダに渡り、現在20歳。すっかり代表に定着したイメージの堂安だが、日本代表でプレーするようになったのは森保ジャパンからで、10月のウルグアイ戦で代表初ゴールを決めたばかり。2年後に控える東京五輪にも出場可能な年齢である。

 オランダのテレビ局「RTVnoord」は「堂安はすでに日本で驚くほどの人気を誇る。信じられないことに、我らがフローニンヘンのシャツが、東京のスポーツ店で取り扱われているくらいだ!」と、国内外で存在感を示す堂安に感嘆している。

 森保ジャパンの年内ラストマッチを終え、堂安は再び欧州へ渡ったようだ。自身のSNSで「昨日は応援ありがとうございました。またオランダに戻って頑張ります」とメッセージを発信している。

 オランダのエールディビジは今週末に再開。フローニンヘンはアウェーで強豪フェイエノールトと対戦する。
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