「俺だったらふかしてたわ。笑」デビュー弾で好アピールの“ライバル”に長友佑都が自虐交じりに絶賛!

2018年11月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

“最速ゴール”を決めた山中に刺激を受けた長友。

山中(左)の突き上げを受ける格好となった長友(右)。現在は離脱中だが、復帰に向けて着実に回復しているようだ。 写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)/(C) Getty Images

 華々しい代表デビュー戦を飾った後輩のサイドバック(SB)に、ガラタサライに所属する長友佑都がメッセージを送った。

 11月20日に豊田スタジアムで行なわれた日本代表とキルギス代表の一戦で、鮮烈な輝きを放ったのは、この日が代表デビュー戦となった山中亮輔だ。

 左SBで先発起用された25歳は、開始早々の2分にいきなり魅せる。前線に入ったボールを受けた杉本健勇が左サイドへ落とすと、そこに山中が猛然と駆け上がって、得意の左足を一閃! 低弾道の鋭いシュートは、ファーポストに当たってネットを揺らした。

 ファーストシュートで、代表初得点。文字通りの"初物尽くし"の一発を決めた山中は、その後も果敢なオーバーラップを見せるなど積極的なプレーを続け、フル出場を果たして、4-0の勝利に貢献した。

 これまでの日本代表デビュー弾の最速は、2015年8月2日に実施された東アジアカップの北朝鮮戦(1-2)で、武藤雄樹(浦和レッズ)が決めた開始3分だったため、山中のゴールは、代表デビュー弾の最速記録となる。
 そんな新鋭SBの一撃に刺激されたのが長友だ。試合後、自身のツイッターを更新した32歳のベテラン戦士は、代表で自身と同じポジションとなる、いわばライバルのゴールに「山中くんのゴール素晴らしかった」と賛辞を贈り、さらに冗談交じりに続けている。

「俺だったらふかしてたわ。笑」

 今年10月24日に行なわれたチャンピオンズ・リーグのシャルケ戦で負傷交代をし、後に肺が委縮する肺気胸であることが判明した長友。だが、現在は、着実に回復へ向かっており、トルコ紙『Milliyet』によれば、現地11月19日には、個人メニューも消化し、全体練習への合流も間近だと見られているという。

 来年1月のアジアカップ開催が刻一刻と迫るなか、若きライバルの台頭を受ける長友は、代表へ返り咲けるだろうか。今後の巻き返しに注目したい。
 
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