国際親善試合の日本代表対キルギス代表が11月20日、豊田スタジアムで行なわれ、日本が４-０で快勝した。
 
　ゴールラッシュの口火を切ったのは、日本代表デビューとなった山中亮輔だ。２分、伊東純也とのコンビネーションで右サイドを打開した北川航也から、中央の杉本健勇へパスが渡ると、相手ともつれながらも左サイドへ展開する。そこに駆け上がった山中がダイレクトで左足を振り抜き、ゴール右に強烈なシュートを突き刺した。
 
　試合後、代表初ゴールを決めた山中は喜びを露わにした。
 
「最初のチャンスだったので、思い切って決められました。最初からガンガン行こうと思ったので、その結果がゴールにつながって良かったです。もっと攻撃に絡んで、特長を出さないといけないと思いますけど、デビュー戦としては良かったと思います」

　山中の得点で幸先の良いスタートを切った日本はその後、19分に原口元気がFKを決めて２-０で前半を折り返す。後半にも72分に北川からのパスを受けた大迫勇也がネットを揺らし、立て続けに中島翔哉も加点して４発快勝で試合を締めくくった。
 
　キルギス戦は多くの選手がアピールに成功。それだけに、代表デビュー戦で結果を残したが、山中は気を引き締めるように来年１月に開催されるアジアカップへの意気込みを述べた。
 
「非常に厳しい戦いが待っていると思いますし、Ｊリーグでアピールして、（メンバーに）入っていけるように頑張りたいと思います」
 
　日本代表の年内最終戦で好パフォーマンスを見せた山中。残り２節となるＪ１で、横浜の選手としての活躍にも期待したい。

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