これぞ千両役者だ! 中島翔哉、大歓声の中で登場後わずか1分で森保体制初ゴール!!

2018年11月20日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

中島にとっても価値あるゴールだったに違いない

交代直後にゴールを決めてしまうあたりは、さすが”千両役者”である。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 日本代表は11月20日、キリンチャレンジカップでキルギス代表と対戦。4-0で勝利を収めた。
 
 19分の原口元気のゴールからしばらく追加点が生まれず、再びスタジアムが大きな歓声に包まれたのは72分。中島翔哉と南野拓実が途中出場した瞬間だった。多くのサポーターが存在感を高めるふたりの登場を、待ちわびていたことが窺えた。
 
 そんな大きな期待に応えるように、短い時間でも中島は躍動した。持ち前の突破力を活かし、停滞気味だった攻撃を活性化。

 圧巻だったのは、やはり投入から1分後の得点シーンだろう。堂安律からのパスをペナルティエリア内で受けると、狙いすました右足のシュートでゴール左隅を射抜いた。南野、堂安、中島の3人のパスワークも素晴らしかったが、交代直後に決めてしまうあたりは、やはり"千両役者"。この日観戦に訪れたサポーターも満足したに違いない。
 
 中島にとっても価値あるゴールだっただろう。なにしろ、森保体制では嬉しい初得点だった。南野が4得点、伊東純也が2得点、堂安が1得点、大迫勇也が1得点と前線のメインどころが軒並みゴールを決めていたとあって、焦りもあったかもしれないが、これでさらに波に乗りそうだ。77分にはペナルティアーク付近をひとりで打開してミドルシュートを放つなど、キルギスに格の違いを見せつけた。
 
 来年1月のアジアカップでの選出はほぼ確実と言えるだろう。新体制初ゴールの勢いを持続して、本大会でも攻撃を牽引してくれそうだ。
 
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)

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