「呼ばれれば喜んで!」 マドリー&スペイン代表への復帰を望むカシージャス、国民も期待?

2018年11月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

ポルトの守護神としてリーグ首位に貢献。

ポルトで好調を維持するカシージャス。スペイン代表復帰はあるのか? (C)Getty Images

 レアル・マドリーとスペイン代表を長きにわたり支えたイケル・カシージャスがポルトに移籍してから、3年が過ぎた。

 2015年の夏、フロレンティーノ・ペレス会長と衝突するなどして、下部組織時代から過ごしてきたマドリーを去ることになったカシージャスだが、はたしてその決断に後悔はなかったのか。

 スペイン紙『Marca』によると、カシージャスは『Movistar』の番組内でインタビュアーを務めた元マドリー監督のホルヘ・バルダーノに対し、「適切なステップだった」と語り、移籍は正しかったと述べている。

「マドリーに残っていたら、もっと酷い終わりになっていただろう」

 それでも、マドリーへの想いは特別だ。「マドリーから連絡があったら復帰するか?」と問われると、カシージャスは「もちろん」と答えている。

「育ててもらった感謝を忘れることはできない」
 
 もっとも、今シーズンからティボー・クルトワが加わり、さらに現在もペレス会長が率いるマドリーへの復帰は現実的ではない。

 ただ、スペイン代表への復帰は可能性が残されている。後継者のダビド・デ・ヘアが、ロシア・ワールドカップ(W杯)以降、そのパフォーマンスを批判されているからだ。

 37歳となったカシージャスは、今シーズンもポルトの守護神としてゴールマウスに立ち、10節を消化してリーグ最少の6失点と、首位に立つチームに大きく貢献している。

 そして、その安定感あふれる守備が評価されたのか、スペインの『AS』紙が実施したアンケートでは、過半数のサポーターがカシージャスの代表復帰を望んでいるという結果が出ている。

 カシージャスをスペイン代表に呼び戻すべきか――。同じく『Marca』紙が行なったアンケートでも、2万人近いユーザーのうち80%以上が「イエス」と回答。本人も前述のバルダーノとのインタビューで、「代表から呼ばれたら戻るかって? 喜んで!」と話している。

 EURO2008から3大会連続でメジャートーナメントを制したスペイン代表で、ゴールを守り続けてきたカシージャスが、ふたたび代表に呼び戻される日は来るのだろうか。
 
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