鹿島が2戦合計2-0で悲願のACL初制覇!完全アウェーの第2戦をスコアレスドローで乗り切る

2018年11月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

終盤の猛攻をしのぎ切って嬉しい初戴冠!

アウェーでの第2戦に挑んだ鹿島は、ペルセポリスの猛攻を撥ね返し続けた。安部(右)も局面での競り合いで奮闘。(C)Getty Images

 鹿島アントラーズとイランのペルセポリスが激突したアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝は11月11日、イランのアザディ・スタジアムで第2戦が行なわれ、0-0の引き分けに終わった。

 この結果、ホームでの第1戦を2-0で制していた鹿島が、2戦合計2-0で勝利。悲願のACL初制覇を成し遂げた。
 
 10万人の観衆が詰めかけた完全アウェーの試合は開始4分、鹿島が中盤でボールを奪って素早く前線に持ち込み、鈴木優磨がドリブルからシュートを放つ。13分には鈴木のクロスをファーサイドで受けた土居聖真がフリーでゴールを狙った。
 
 一方、ペルセポリスはボールキープ率を高め、前線のメンシャを狙って素早く攻め込む。15分にセットプレーのこぼれ球を拾ってミドルを放つなど、積極的にゴールをうかがいつつ、守備でも前線から鹿島にプレッシャーをかけて自由な展開を封じる。
 
 ペルセポリスは26分、左からのクロスをアリプールが頭で合わせて際どいシュート。さらに38分にもレサンが角度のないところからシュートを放つ。しかし、いずれもGKクォン・スンテの正面を突いた。
 
 前半の終盤にもペルセポリスがチャンスを迎えたが、これもGKクォン・スンテがセーブ。結局、前半は両チームともゴールを奪えないまま終了した。
 
 後半の立ち上がりは鹿島がボールを保持して試合を進め、土居のミドルなどでゴールをうかがう。鹿島はペルセポリスの攻撃にも最終ラインがしっかり対応し、最後のところで決定的なプレーを許さない。
 
 しかし、ペルセポリスの圧力が増してくると、徐々に鹿島は押し込まれ始める。63分にはこぼれ球を拾ったアルプールにフリーでミドルを放たれ、肝を冷やした。
 
 鹿島はその後、68分に土居に代えて安西幸輝を投入。さらに、78分に鈴木を下げてボランチの永木亮太をピッチに送り込み、中盤のバランスを整える。試合終盤はペルセポリスの猛攻にあって防戦を強いられたが、ロングボールやセットプレーを確実に撥ね返し、90+4分に安部に代えて金森健志を投入して時間を消化。スコアレスで試合を終わらせ、アジア制覇を成し遂げた。
 
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