ACL制覇に王手の鹿島、第2戦は完全アウェーも「クライマックスを支配する立場」とFIFAは有利を予想

2018年11月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

チケットサイトがダウンのイラン、「我らが有利」とするメディアも

第1戦で先制点を決めたレオ・シルバ。攻守に貢献し、ゴールシーンでは土居聖真とのナイスコンビネーションを披露した。敵地でのリターンマッチでも、アジア制覇を手繰り寄せる活躍を見せられるか。 写真:徳原隆元

 鹿島アントラーズとイランのペルセポリスの顔合わせとなったアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝は11月3日、県立カシマサッカースタジアムで第1戦が行なわれ、鹿島が2-0で勝利を収めた。

 FIFA公式サイトは、鹿島が「クライマックスを支配する立場にある」として、第2戦も有利であると見ているようだ。

「日本のクラブはイランのペルセポリスに勝利し、ACL制覇に大きく前進した。チョン・スンヒョンはアリ・アリプルのシュートをスライディングでブロックし、鹿島に流れを引き寄せる一助となった。

 レオ・シルバと土居聖真の楽しげなワンツーは、堅固な守備をこじ開けた。第2のブラジル人であるセルジーニョが得点した場面では、三竿健斗がペルセポリスの裏をかくプレーでゴールを演出した。

 レオ・シルバは『僕らは必要なことをすべて行なったが、最終的にタイトルを獲得しなければ意味がない。我々のターゲットはあくまでトップだ。達成のためにはアウェー戦でも全力を尽くさなければならない』と語った」

 決して勝利に浮かれることなく運命の第2戦に挑もうとしている鹿島だが、彼らを待ち受けるのは、完全アウェーのスタジアムとなりそうだ。

 11月11日(現地時間10日)にイランの首都、テヘランにあるアザディ・スタジアムで開催される第2戦だが、イラン・イスラム共和国サッカー連盟(FFIRI)の発表によれば、チケットの販売を開始した直後に販売サイトがダウンするほどのアクセスが集中したようだ。イランの英語メディア『IRAN FRONT PAGE』が報じている。

「11月5日、決勝第2戦のチケットを求めて150万人以上が販売サイトに殺到したという。発売開始直後にサーバーダウンし、ウェブサイトを訪れた人たちのブラウザにはアクセス不能になったというメッセージが表示された。担当者は修復を試みていると発言しているが、現時点でも回復していないようだ。

 予想では、ペルセポリスのファン8万5000人以上がスタジアムで観戦する。ファンは、彼らの選手たちが素晴らしいパフォーマンスを発揮する期待に胸を膨らませている」

 報じられた数字がどこまで正しいかは不明だが、ほかにも「ペルセポリスはホームで無類の強さを発揮する。我々が有利だ」と報じる地元メディア(『Tehran Times』)もある。

 はたして鹿島の初制覇は成るか。ACL決勝第2戦は、11月11日0時(日本時間)にキックオフされる。
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