「ゾクゾクした」「間違いなく世界のトップレベル」 堂安律のボレー弾を蘭メディア絶賛、ベスト11に選出!

2018年11月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「メッシが同じことをしたら世界中に知れ渡る」

2点目となるゴールを決めた堂安。チームは今シーズン2勝目を挙げた。 (C)Getty Images

 エールディビジ第11節、堂安律の所属するフローニンヘンは、エクセルシオールとアウェーで対戦し、4-2で勝利した。

 堂安は右サイドハーフで先発出場し、29分には見事なボレーシュートを決めて勝利に貢献。オランダの全国紙『AD』は第11節のベスト11に堂安を選出し、「フローニンヘンがこのベスト11に顔を出すのは今シーズン初。このポジションに誰を選ぶかは最初に決まった」と賛辞を送った。

 ちなみにこの節のベスト11には、その他にアヤックスのCBコンビ、マタイス・デリフトやダレイ・ブリント、メキシコ代表のイルビング・ロサーノ(PSV)らが選出されている。

 一方、オランダのラジオ局「RTV NOOORD」でスポーツを担当するステファン・ブレイカー記者は、「フローニンヘンは、素晴らしいプレーをして勝利を収めた。ミムン・マヒの得点を非常にうれしく思う。マテオ・カッシエラはベストな状態とは言い難いが、この2人はいい組合せだ」と綴った後、堂安については以下のように称賛した。

「我々はこの間、堂安のプレーをできる限り楽しむべきだと思う。なぜなら、彼はきっとここで長い間プレーをすることはないだろうから」

 また同メディアの取材に対して、現地アナリストのジョープ・ゲイル氏はこう語ったと報じられている。

「堂安はとても質の高い、非常に見どころのあるゴールを決めた。ゾクゾクしたよ。もしメッシが同じようなプレーをしたら、世界中に広まり、皆を驚かせるだろう。彼がトップレベルだと示しているゴールだ。今後も、堂安があのようなプレーを継続してくれることを願うよ」

 当の堂安は試合後、公式サイトのインタビューにこう回答した。

「内容の良かったPSV戦のようなプレーをしようと、監督は練習のときから話していた。今日の試合を見れば分かるように、皆が点を取りたいという意欲を見せるほど、チームの状態が良くなっている。そういう気持ちを0-0の状態から持って挑むことは、とても難しいけど、改めて考える必要があるなと思う」

 今やオランダ国内外から注目を集めている堂安律だが、彼が今、本腰を入れているのはチームの最下位(18位)脱出だ。17位NACに勝点1差と迫っているフローニンヘンは次節、日本人選手の小林祐希を擁するヘーレンフェーンとホームで対戦する。

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