ACL出場圏再浮上の立役者・三好康児が盟友のミスを逃さず決勝点ゲット…複雑な想いも!?

2018年11月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「相手のミスは誰であっても狙っている」

仙台戦で決勝点を決めた三好。今季2ゴール目となる得点を奪った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ31節]札幌1-0仙台/11月4日/札幌ドーム
 
 東京五輪世代の若きアタッカーが、札幌をACL出場圏内に再浮上させる一発を放った。
 
 仙台とのホームゲームは、ともにアグレッシブに攻め合うものの、終盤までスコアレスで推移するしびれる展開に。そして74分、勝負を決する一発は、三好康児の左足から生まれた。敵陣ペナルティエリア付近で、仙台の板倉滉が浮き球の処理をもたつくところを見逃さず、三好が素早くかっさらうと、その勢いのままに競り合いを制して、左足でネットを揺らした。結局、このゴールが決勝点となり、札幌が3位に再浮上した。
 
 試合後、フラッシュインタビューに応じた三好は、勝利について「全員で勝ち取った勝点3なので、素直に嬉しく思う」とコメント。さらに、今季互いに川崎から期限付き移籍し、下部組織時代からともに歩んできた盟友との競り合いを制して奪ったゴールを問われると、やや返答に窮する場面も。それでも、「うーん、まあ常に相手のミスというのは誰であっても狙っていますし、相手に関係なく、自分がゴールにつなげられたのは良かったなと思います」と語り、ピッチ上では勝負に徹する姿勢を貫いた。
 
「本当にホームでやる時はすごい力になる」とサポーターの力も語った三好。次節もホームゲームの浦和戦だけに、2戦連発となるか注目だ。
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