堂安律、”超速反転ボレー”で今季2ゴール目! 圧巻4得点のフローニンヘンは暫定で最下位を脱出!!

2018年11月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

4ゴールを奪って3節以来の勝利!

マヒ、カッシエラの2トップと好連係を見せた堂安。自らもゴールを決め、チームの勝利に貢献した。 (C) Getty Images

 オランダ・エールディビジ第11節。今シーズン、18チーム中最下位に沈むフローニンヘンは、10位のエクセルシオールとアウェーで対戦した。

 第3節デフラースハプ戦以来の勝利を目指し、フローニンヘンは4-4-2の2トップに今シーズン初の同時期用となるマテオ・カッシエラとミムン・マヒを配置。堂安は右サイドハーフで先発出場した。

 試合はお互いに相手の出方を見る慎重なスタート。そんななか、先制に成功したのはフローニンヘンだった。

 エクセルシオールに攻め込まれ始めた26分、ボランチのルドビド・レイスが攻め上がり、ペナルティーエリア中央へパスを送る。マヒがそれを受け、身体を反転させながらシュートを放つと、これがゴール右下に決まる。

 その3分後、左サイドから攻め上がったジェフェリー・ヒャボドが左サイドハーフのジャンゴ・ヴァルメルダムとのワンツーで抜け出し、ゴール前にクロスを送る。

 これがエクセルシオールのDFに当たって浮き上がると、堂安は素早くその落下点に入り、守備に入ったDFに身体を預けながら左足で絶妙にトラップし、右に素早く反転しながらボレーシュート。詰めてきたもうひとりのDFの足元を抜くこのシュートがゴールに突き刺さり、リードを2点に広げた。

 この堂安の反転シュートに、現地サポーターはSNSで「目にもとまらぬ速さの反転だった」「素晴らしい!」と称賛を送っている。

 勢いにのったフローニンヘンだが、36分にエクセルシオールに1点を許し、前半を2-1で終える。

 そして後半、攻勢を強めた相手に流れが傾きかけた55分、カッシエラが3点目を決めて、エクセルシオールを突き放す。59分にPKを与えて詰め寄られるが、73分にマヒと代わって出場したヤニク・ポールが4点目を決め、再びリードを2点に戻した。

 堂安は90分にピッチを退き、間もなくして試合は4-2で終了。フローニンヘンは貴重な勝点3を積み重ね、暫定で最下位脱出に成功した。堂安は今シーズン2点目となるゴールで、久々の勝利に貢献している。

 試合後は自身のインスタグラムを更新し、ロッカールームで仲間とともに勝利を喜ぶ姿とともに、「さあここから!」と勝利への意欲を新たにしている。

 これまでの鬱憤を晴らすような快勝を飾ったフローニンヘンは次節、11月11日(現地時間)に小林祐希擁するヘーレンフェーンとホームで対戦する。

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