ヘタフェ柴崎岳、国内カップ戦で7試合ぶりに公式戦出場! 決定機に絡む惜しい場面も

2018年11月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

約25分の“アピールタイム”を有効に使えず。

柴崎の出場によって確実にリズムは良くなったが、ボルダラス監督が求めていた「得点を引き出すプレー」は見せられず。(C)Getty Images

 現地時間10月31日に開催されたコパ・デル・レイ4回戦、コルドバ対ヘタフェの一戦は2-1でヘタフェが勝利。日本代表の柴崎岳は69分からピッチに立ち、クラブでは7試合ぶりの公式戦出場を果たしている。

 26分、DFブルーノ・ゴンサレスのオウンゴールで先制を許したヘタフェは、前半のアディショナルタイム、CKの場面でそのブルーノが今度は相手に振り回される形で倒され、PKをゲット。これをFWのハイメ・マタが難なく沈めて1-1の同点に追いついた。

 さらに勝ち越し点が欲しいヘタフェは69分、FWのセルジ・グアルディオラに代えて柴崎を前線に投入する。本職とは異なるポジションとはいえ、公式戦7試合ぶりの出場となる日本代表MFにとってはアピールする絶好の機会だった。
 
 相手に疲れが見え始めたこともあり、ヘタフェのホセ・ボルダラス監督は80分、中盤のセバスティアン・クリストフォロに代えてFWのアンヘル・ロドリゲスを2トップの一角に送り込む。そして、この交代によって本来の中盤に戻った柴﨑に直後、ビッグチャンスが訪れた。

 代わって入ったばかりのアンヘルが高い位置でカットしたボールが、CFのマタを経由して柴﨑へ。後方からエリア内に飛び込んできた10番はしかし、この決定機をトラップミスでフイにし、ゴールに結びつけることはできなかった。もしダイレクトで撃っていれば…と、悔やまれるシーンだった。

 試合はアディショナルタイムにアンヘルの右からのクロスを、マタがゴール左隅に流し込み、アウェーのヘタフェが逆転勝利。柴﨑も何度か中盤でいい守備を見せたものの、アディショナルタイムを含めた約25分の"アピールタイム"を、有効に使えたとは言い難い内容だった。

 柴崎にとっては、いましばらく厳しい戦いが続くことになるかもしれない。
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事