「今度は参加する」 現役引退のカッサーノ、スポーツディレクター講習会に再登録で古巣復帰をめざす

2018年11月01日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「サンプドリアにSDとして戻りたい」

現役引退を表明したカッサーノがまたしてもSD講習会に登録。今回は参加するのか。(C)Getty Images

 10月13日、セリエCのヴィルトゥス・エンテッラと練習生契約を交わした5日後に、突然引退を宣言して周囲を驚かせたアントニオ・カッサーノ(36歳)が、またしても話題を提供してくれた。

 イタリア紙『Il Secolo XIX』によると、30日に「サッカーの現場にいたいんだ。最前線で、スポーツディレクター(SD)としてスカウティングをしたいと思っている」と、以前から話していたSDになる意志を固めたようだ。

「SDをやったことがないから、どうすればいいかわからないが、チームのプロジェクトを構築する上で、プレーヤーとしての本能が助けになってくれるはずだ」
 
 いつものように強きで自信にあふれるカッサーノだが、SDをめざすのは今回が初めてではない。9月初旬にも、SD講習会の登録者リストに名前があり、それが大きな反響を呼んだのは記憶に新しい。
 
 しかし、「講習会に登録したのは本当さ。ただ、俺はまだ現役選手だ。出席はしないよ」と語り、実際に参加することはなかった。そんな男が「今度は参加する」と、今回の講習会に再登録したのには理由があった。
 
「俺の将来? まずは信じてくれる人を見つけないとな。サンプドリアで働きたいかって? もちろんだよ。オーナーのマッシモ・フェレーロのことは好きだし、とてもスマートだ。会長のカルロ・カタノーソは、サッカーと経営能力という点からアドリアーノ・ガッリアーニ(元ミランCEO)を思い出すよ」
 
 現役最後の公式戦に出場したサンプドリアへの想いを明かしたカッサーノ。講習会に参加し、無事SDになることができるのだろうか。それともまた「辞めて」しまうのか。注目が集まる。
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