宇佐美貴史、同点ゴールをアシスト! デュッセルドルフは開始1分で失点も5発大勝でDFB杯3回戦へ

2018年10月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

ハノーファーは原口、浅野が先発出場も敗退…

同点として喜ぶデュッセルドルフ。これをお膳立てした宇佐美は、監督の信頼に応えられたのだろうか。 (C) Getty Images

 10月30日(現地時間)、DFBカップ2回戦が行なわれ、デュッセルドルフはドイツ4部のウルムと対戦し、5-1の大勝を収めた。

 宇佐美貴史は、左サイドハーフで先発出場。デュッセルドルフはブンデスリーガでは5連敗で最下位に沈む低調ぶり。そんななかでのカップ戦、スタメン入りした宇佐美が、フリードヘルム・フンケル監督の起用に応えられるかが注目された。

 しかし試合は開始1分、デュッセルドルフは守備陣のミスからボールを失い、ウルムのアドリアン・モリーナに決められていきなりの失点。リーグ戦での低調を想起させるスタートとなった。

 しかし、意気消沈しかけたチームの雰囲気を吹き飛ばす同点ゴールをアシストしたのが、宇佐美だった。15分、右サイドに流れていた宇佐美は、ペナルティーエリア中央に山なりのクロスを送ると、中央にいたマルビン・ドゥクシュが頭で合わせてゴール。試合を振り出しに戻す。

 勢いづいたデュッセルドルフは、33分に宇佐美が起点となってドディ・ルケバキオからのパスをロウベン・ヘニングスがシュートして追加点、37分、41分にはルケバキオ自身が決め、4-1にして後半へ折り返す。そして70分にドゥクシュが2点目を決めて、試合を締めた。

 久しぶりのフル出場を果たした宇佐美は、サイドチェンジを促すパスを出した他、自らゴール前に飛び込んだり、81分には味方のクロスに身体ごと飛び込んだりと、得点には結びつかなかったものの、工夫してプレーしていることが伝わってきた。

 実に公式戦7試合ぶりの勝利を挙げたデュッセルドルフ。11月4日にはブンデスリーガ第10節でボルシアMGと対戦する。今回の勝利で得たエネルギーを、ここでも活かせるか、注目したい。

 なおDFB杯は、11月4日開催の抽選会で3回戦の組み合わせが決定し、試合は来年2月5、6日に行なわれる予定だ。ちなみに、他の日本人所属チームの結果は以下の通である。

ハノーファー 0-2 ヴォルフスブルク
※原口元気はフル出場、浅野拓磨は先発出場で57分で交代
ヴェーヘン 0-3 ハンブルク
※酒井高徳はフル出場、伊藤達哉は後半アディショナルタイムに交代出場
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