「レオなしでも僕らは最高」クラシコで圧巻のハットのスアレス、宿敵マドリーの苦しい現状に意見も

2018年10月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

大不振の“宿敵”には持論を展開。

ハットトリックを決めてゴールショーを彩ったスアレス。驚異的な決定力を見せつけマドリー守備陣を圧倒した。 (C) Getty Images

 ラ・リーガ通算178回目の"伝統の一戦"は、バルセロナの圧巻のゴールショーによって彩られた。

 現地時間10月28日にカンプ・ノウで行なわれたラ・リーガ第10節のバルセロナ対レアル・マドリーの"エル・クラシコ"は、5-1で前者が圧勝した。

 エースのリオネル・メッシ不在の中、バルセロナは攻撃陣が奮起。11分にフィリッペ・コウチーニョが先制点を決めると、30分、76分、83分とルイス・スアレスが怒涛のゴールラッシュでハットトリックを達成。そして、87分にはアルトゥーロ・ビダルがダメ押しの5点目を強烈なヘッドでもぎ取り、宿敵を見事に打ち破った。

 バルサがマドリーから5点を奪ったのは、2010年11月の対戦以来、約8年ぶりの出来事だ。それだけに選手たちも試合後は興奮気味にコメントを発している。自らが奪ったPKを含む3発を叩き込んで殊勲者となったルイス・スアレスは、「素晴らしい仕事ができた」と試合を振り返った。

「マドリーは後半に巻き返して、得点を決めて、可能性を示してきた。ただ、僕らは素晴らしい仕事ができた。全員が良く走ったし、彼らが空けていたスペースを使って上手くカウンターが仕掛けられたし、それで試合を終わらせられた」

 また、試合前に不在による影響が不安視されたメッシについても触れたスアレスは、「そりゃレオがいた方が良いに決まっている。それは大きなプラスさ」と語りつつも、「彼はもちろん世界最高だけど、僕らはチームとして素晴らしい。そのことを誇りに思っている。レオがいなくても最高だし、素晴らしい監督もいるんだよ」と、強調した。

 また、この敗戦でラ・リーガ9位に転落し、指揮官ジュレン・ロペテギの解任も噂されているマドリーについてスアレスは、「彼らは仲間同士だから理解しなければいけない状況にある。僕が思うに彼らは自己批判的になっているよ」と、ライバルへの持論を展開した。
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