今週末、ラ・リーガは大一番を迎える。日本時間10月28日（日）24時15分に、ラ・リーガ10節「バルセロナvsレアル・マドリー」、通称「エル・クラシコ」がキックオフとなるのだ。

　バルセロナとR・マドリーの一戦は、これまでも様々な歴史を紡いできたが、今回はイタリアに渡ったクリスチアーノ・ロナウドはもちろん、リオネル・メッシも怪我で出場しないとあって、新たなスターの誕生が期待されている。

　そして、そのクラシコの約４時間前には、日本代表の乾貴士が所属するベティスと、柴崎岳が所属するヘタフェが激突する。ベティスは現在11位、ヘタフェは10位と状況も似ているチーム同士の対戦は、スペイン初の日本人対決が実現するかどうかという点でも注目されている。

　10月25日（現地時間）に開催されたヨーロッパリーグのミラン戦、出場機会のなかった乾はベンチから戦況を見守った。試合は２-１でベティスが勝利しており、試合後に乾は、週末のゲームに向けた質問に応じている。
 

「（今日の試合について）勝てたことはとてもよかったと思いますし、アウェーで貴重な勝点３がとれたのではないかと思っています。ヨーロッパリーグは色んなサッカーのやり方があるので、すごく楽しいです。もちろん、試合に出られるのが一番ですけど。

（柴崎との）日本人対決は、お互い試合に出られたらいいと思いますし、しっかりそこで活躍できるように頑張っていきたいです」

　最近の乾は途中出場や出場しない試合も多く、柴崎に至ってはリーグ開幕戦以降、ベンチ入りすらできない試合が多い。お互いの出場機会については、乾自身も思うことがあるのだろう。週末のリーグ戦にはぜひ出場し、その悔しさを晴らす活躍を期待したいものだ。