【ルヴァン杯|横浜】守護神・飯倉大樹がこだわる「自分たちのサッカーの意志」

2018年10月26日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

「それを決勝の舞台で披露できるのは光栄なこと」

決戦を前に、飯倉は「自分たちのサッカーをして、絶対に勝つことが俺たちの宿命」と語る。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 冒頭15分だけ公開された前日練習でも、その後の取材対応でも、飯倉大樹の表情は柔らかかった。気持ちが入っていないわけではない。いい塩梅でリラックスしているようだ。
 
「コンディションもメンタルもすごく良いなかで、試合に臨めるワクワク感がある」
 
 タイトルを賭けた決戦を、心の底から楽しみにしている。もちろん、楽しむだけでなく、自分たちのサッカーを貫いたうえで、勝利のみを目指してピッチに立つ。
 
 GKがペナルティエリアを飛び出してビルドアップに加わるなど、「超」がつくほどの攻撃サッカーには、賛否両論があった。それでも、今季の横浜はここまでブレずに戦い、そしてひとつの成果を手に入れようとしている。
 
「ここまでこられたのがまずハッピーだし、自分たちのサッカーの意志っていうか、そういうものが大事で、それを決勝の舞台で披露できるのは光栄なこと」
 
 何かを守るような戦い方はしない。アグレッシブに仕掛けて、ボールと主導権を握り、相手を圧倒する。そんなサッカーを信じてきた守護神が、最後尾からチームを盛り立てる。
 
「自分たちのサッカーをして、絶対に勝つことが、俺たちの宿命。結果がどうなるか分からないけど、そこに向かって全力でやることに意味がある。恐れずに戦いたい」
 
 これまでチームを信じて、応援してくれたファン・サポーターたちのためにも、17年ぶりのタイトルを掲げたい。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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