ベティスがミランをサン・シーロで圧倒! 乾貴士のライバルMFが1G1Aで勝利を呼び込む

2018年10月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

ミランも終盤に巻き返したが。

ロ・チェルソ(21番)の1ゴール・1アシストの活躍で、ベティスがミランに勝利。グループ首位に躍り出た。(C)Getty Images

 現地時間10月25日に実施されたヨーロッパリーグ第3節、ミラン対ベティスの一戦は、アウェーのベティスが2-1の勝利を収めた。ベティスの乾貴士はベンチ入りしたものの出番はなかった。

 ベティスに先制ゴールが生まれたのは、30分だった。セルヒオ・カナレスが左のアウトサイドに位置するジュニオル・フィルポに大きく展開。そのジュニオルの右側を駆け上がってエリア内に進入したジオバニ・ロ・チェルソが中央に折り返し、これをアントニオ・サナブリアが押し込んだ。

 貴重なアウェーゴールを奪ったベティスは、その後も33分、38分と立て続けにチャンスをつくる。いずれも左サイドのジュニオルを介しての攻撃で、33分のそれは、オフサイドの判定に取り消されたもののゴールネットを揺らすことに成功していた。

 一方のミランは、リズム良くパスをつなぐベティスに振り回され、チャンスらしいチャンスをつくれない。前半終了間際にはゴンサロ・イグアインがマルク・バルトラと入れ替わる形で抜け出したが、シュートはベティスDFアイサ・マンディのブロックに阻まれた。
 
 後半突入後も流れは変わらず、54分、アウェーチームに勝利を決定づける2点目が生まれる。ミランの守備網を丁寧なつなぎで切り裂くと、最後はFWのセルヒオ・レオンが落としたボールをロ・チェルソ! この日、乾に代わって攻撃的な位置に入ったアルゼンチン代表MFの一撃は、左のポストをかすめてゴールマウスに吸い込まれた。

 ミランも終盤に盛り返し、83分、後半から出場していたパトリック・クトローネが1点を返したものの、ベティスに比べると圧倒的にクオリティー不足に映った攻撃陣が、ふたたびサン・シーロに歓喜をもたらすことはなかった。

 ミランは6分という長めのアディショナルタイムも有効に活用できず、その約4分を消化したところで、サムエル・カスティジェホが悪質なタックルにより退場…。

 結局試合は、そのまま2-1でベティスが逃げ切った。この結果、ELのグループFはベティスがミランと入れ替わる形で首位に立っている。

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