ザルツブルクが3発快勝でEL3連勝! 19歳の俊英MFが大活躍した裏で途中出場の南野の出来は!?

2018年10月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

82分からピッチに立った南野の仕事ぶりは?

点差が開き、雌雄が決したなかでピッチに送り出された南野。日本代表でも結果を残した点取り屋は貪欲な姿勢を見せた。 (C) Getty Images

 10月25日(現地時間)、ヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ第3節が行なわれ、グループBではレッドブル・ザルツブルクは3-0でローゼンボリに勝利した。

 ライプツィヒ、セルティックを立て続けに破り、グループBで堂々の首位に立つザルツブルクが、本拠地にノルウェーの名門ローゼンボリを迎えた一戦、日本代表での活躍により注目された南野拓実は、ベンチスタートとなった。

 試合は序盤からホームチームが、開始早々から素早いパスワークでポゼッションを高めて試合を掌握。アウェーチームにほとんど何もさせない圧倒的なペースで流れをコントロールした。そして、34分にダブールが右サイドからのクロスボールを力強いヘディングでねじ込んで先制に成功する。

 その後もローゼンボリに反撃の糸口を与えないザルツブルクは、1点をリードして迎えた後半も主導権を握り、早々に追加点、そしてダメ押し点を奪う。

 まずは53分、左サイドでボールを受けたヴォルフが果敢なドリブル突破からボックス内に侵入し、最後は左足を振り抜いてゴールを決める。そして、その6分後にはハイダラが倒されて得たPKをダブールが冷静に沈めた。

 南野とポジションを争う19歳の俊英アタッカーであるヴォルフと、そして主砲のダブールの得点で3点差としたザルツブルクは、72分にダブール、75分にサマセクと、立て続けに主力を下げて、試合を締めにかかる。

 ローゼンボリが気落ちしたこともあって余裕の試合展開となったことを受け、スタンドのホームサポーターたちも色めき立つなか、ついに南野が登場する。82分、ライバルのヴォルフに代わってピッチに送り出されたのだ。

 前節のセルティック戦では値千金の逆転弾を決めていた日本代表FWは、トップ下に配置されると、その直後に敵バイタルエリアでボール受け、左に流れながら強烈なシュート。惜しくも相手GKに弾き出されたものの、得点への貪欲な姿勢を見せる。

 攻撃的なプレーを即座に披露した南野は、その後も味方に対して積極的にボールを要求する動作を見せるなど、ゴールこそ奪えなかったものの、限られた時間の中で、最後までアピールを続けた。

 そして、試合は、ザルツブルクのプレブリャクが放ったシュートが枠を大きく外れたところで終了。終始、相手を圧倒したオーストリア王者は、EL無傷の3連勝。グループ首位の座をがっちりとキープした。
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