「次勝たないと意味がない」U-19日本、笑顔なき5発圧勝! 勝負の準々決勝へ

2018年10月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

フラッシュインタビューに応じた指揮官、選手ともに、インドネシア戦へ気を引き締める

3戦全勝でグループリーグを突破した日本。次はいよいよ世界切符を懸けた戦いだ。写真:佐藤博之

 すでにグループBの1位通過を決めていたU-19日本代表が、イラクを寄せ付けず3戦全勝としてグループリーグの戦いを終えた。


 立ち上がり、GK大迫敬介のファインセーブでピンチを凌いだ日本は、徐々にリズムに乗った攻めを見せ、10分には久保建英のパスから滝裕太がヒールキックで押し込み先制。これで勢いに乗ると、27分に田川亨介、34分に原大智が決めて前半で3点をリードした。

 後半に入っても攻撃の手を緩めなかった日本は78分に原がこの日2点目となるヘディングシュートを叩き込み、85分にも途中出場の斉藤光毅が3戦連発となるゴール。結局、5-0の大差でイラクに大勝した。

 しかし試合後、フラッシュインタビューに応じた影山雅永監督と2得点の原は、ともに大勝の余韻に浸る様子など微塵もなかった。指揮官が「我々はまだ何も成し遂げていない」と気を引き締めれば、原も「次の試合に勝たなければ意味がない。みんなで力を合わせて絶対に勝ちたい」と、U-20ワールドカップ出場権が懸かる28日のインドネシア戦を見据える。

 日本は優勝した前回大会で、5大会ぶりの世界切符を獲得したが、2008年から14年大会までの4大会連続で準々決勝で敗れ、出場権を逸している。一発勝負となるだけに、何が起こるか分からない怖さがある。一戦必勝の構えで世界への扉を開けるか。
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