「我々にとって挑戦だ」“唯一無二”のメッシ不在のバルサ、指揮官が考える穴埋めプランは?

2018年10月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ロペテギには続けて欲しい」と語ったのは?

セビージャ戦で右腕を骨折し、全治3週間の離脱が発表されたメッシ。そんな大黒柱の不在をチームはいかにカバーするのだろうか? (C) Getty Images

 10月23日、レアル・マドリーは、チャンピオンズ・リーグ(CL)でプルゼニに2-1と勝利し、公式戦で6試合ぶりとなる白星を手にした。だが、ホームで格下相手に辛勝したとあり、ジュレン・ロペテギ監督の立場が厳しいことに変わりはない。

 そんななか迎える 現地10月28日のラ・リーガ第10節、"エル・クラシコ"は言わずもがなの大一番となる。

 そんな一戦に向けてバルセロナのジョルディ・アルバは、スペイン代表で指導を受けたロペテギ監督にエールを送った。

『ESPN』によると23日に行なわれた会見でアルバは、「彼とは本当にとても良い関係だ」と、ロペテギ監督の解任を望んでいないと述べている。

「僕が厳しい時期にある時、個人的にとても助けてくれた。僕は彼に大きな愛情を感じている。マドリーで仕事を続けられるように願っているよ。長くあそこでやれるといいんだけど。彼は素晴らしいプロフェッショナルであり、僕はいつでも彼の幸運を祈る」

 また、バルサを率いるエルネスト・バルベルデ監督も、「もちろん(クラシコで)ロペテギに会いたいと思っている」と、同僚の指揮官を後押しした。

「我々はサッカー界というスペクタクルな世界にいる。監督もその一部だ。我々はマドリーやバルセロナという、ほかよりも常に騒がれるクラブにいるんだ」

 かく言うバルセロナも順風満帆ではない。ラ・リーガ第9節のセビージャ戦で4-2と勝利はしたが、リオネル・メッシという大エースが右ひじの骨折という怪我を患った。24日に行なわれるCLのインテル戦は、キャプテン不在で臨む初戦となる。

 言うまでもなく唯一無二のメッシの穴を埋めることなど不可能だ。アルバも「レオの代わりとなれる選手はいない」と、チームが団結してこの状況を乗り越えなければいけないと述べた。

「レオはほかの選手たちとは違うんだ。彼はチームをより良くしてくれるんだよ。僕らみんなが責任を負わなければいけない。彼がいないのだから、僕ら全員ハードワークし、自分たちは素晴らしいチームなのだと示さなければならない」

 メッシの離脱が決まって以降、ウスマンヌ・デンベレやマウコム、ラフィーニャ、セルジ・ロベルトなど、様々な代役の名前が取りざたされている。最終的な判断を下すバルベルデは、「いろいろなオプションを考えているところだ」と、その胸中を明かさなかった。

「同じポジションでプレーできる選手たちもいるし、布陣を変えることもあるかもしれない。みんなが可能性を騒いでいるが、相手にヒントを与えることはしたくない。もちろん、レオの不在は影響する。だが同時に、我々にとって挑戦でもあるんだ。レオがいないのは痛いけど、勝ちながら彼のことを恋しく思いたいね」

 ともに開幕連勝スタートを切ったバルサとインテルの大一番で、智将バルベルデはどのような策を打ってくるのだろうか。その采配に注目したい
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