「見ていて実に美しかった」ユーベに完封負けのモウリーニョ、キエッリーニ&ボヌッチを絶賛。一方で自軍には…

2018年10月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

シュート1本で苦しんだ攻撃陣…。

ユーベの前に為す術なく敗れたユナイテッド。試合後、モウリーニョは敵の守備陣を称えた。 (C) Getty Images

 10月23日、マンチェスター・ユナイテッドは、チャンピオンズ・リーグ(CL)でユベントスにホームで0-1と敗れた。

 最少点差での黒星だが、英公共放送「BBC」によると、特に前半は70%のポゼッションと10本のシュートを許し、逆に放ったシュートは1本と、苦しい戦いを余儀なくされた。試合後、ジョゼ・モウリーニョ監督は、「相手にはすごいクオリティーがあった」と、イタリア王者の強さをたたえている。

「みんなクリスチアーノ・ロナウドやパウロ・ディバラに注目するが、ジョルジョ・キエッリーニやレオナルド・ボヌッチのことも見るべきだ。ユーベは対戦するのが非常に難しい相手だと思う」

 モウリーニョは、「ウチのみんなもトライした。最後まで試みる精神的な強さがあった。ユーベもそれを感じたからこそ、最後はDFを増やしたんだ」と、ユナイテッドの選手たちが奮闘したと強調しつつ、相手との差は歴然と認めた。

「正直にならなければいけない。ユーベはクオリティーのレベルが違う。クオリティー、安定感、経験、ノウハウの全てが違うんだ。本当に難しい試合だった」

「BBC」によると、ロメル・ルカク、アントニー・マルシアル、マーカス・ラッシュフォードの前線3枚は、枠内シュートを1本しか打てなかった。モウリーニョは、「ボヌッチとキエッリーニはハーバード大学でCBになるための講義を担当できる」と、世界屈指のDFたちを絶賛している。

「サッカーにおけるクオリティーというのは、至るところに存在する。クオリティーと言ったらクリエイティブな選手たちのことだけとは限らない。キエッリーニとボヌッチは、見ていてじつに美しい」

 3試合連続クリーンシートで3連勝を飾ったユーベに対し、今大会初失点で初黒星を喫したユナイテッド。両者の勝点差は5ポイントとなった。モウリーニョ監督のチームは、2位でのグループステージ通過を目指すことになりそうだ。
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