「スセッソ、オガサ」満身創痍でACL準決勝に挑む鹿島に“神様”ジーコ、そして世界中からエール!

2018年10月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

引き分け以上で決勝進出が決まる鹿島 「彼が獲得していないタイトルを」

準決勝第1戦では劇的な逆転劇に顔を真っ赤にして興奮していたジーコ。今季の鹿島に残されたタイトルはACLと天皇杯のふたつだ。 (C) Getty Images

 10月24日、鹿島アントラーズは、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の準決勝第2戦、アウェーで水原三星(韓国)との対戦に挑む。

 現在、16年ぶりに鹿島に戻ってテクニカルディレクターを務めているジーコが、自身のインスタグラムを更新し、決勝進出を賭けた一戦に挑むチームにエールを送っている。

「今日は、シーズンで最も重要な試合の1つに挑みます。AFCチャンピオンズリーグの準決勝です。第1戦で我々は勝ちを収めたので、韓国では引き分け以上を目指せばいい。

 この写真は、鹿島の歴史のうちでも最も偉大な選手である小笠原(満男)です。彼がこのクラブで獲得していないタイトルが、このACLの優勝だ。私が小笠原に会ったのは彼が18歳のころ。今は39歳になった。私は彼が新たなタイトルを獲得するのを楽しみにしている。Sucesso(成功を祈るよ)、オガサ」

 この投稿にはポルトガル語で「頑張れカシマ!」「応援してるよ」といった海外からのエールも寄せられている。

 とはいえ、今の鹿島は苦境にある。中村充孝、内田篤人や遠藤康が怪我で離脱。さらに安部裕葵はU-19アジア選手権に参加し、レアンドロは両膝の怪我で長期離脱中と、軒並み主力を欠いている。

 ただし、累積警告で第1戦に出場できなかったレオ・シルバ、そして怪我だった昌子源が復帰する見込みだ。

 満身創痍の鹿島だが、勝利、もしくは引き分けで決勝進出が決まる。"神様"ジーコの祈りは通じるだろうか。
 
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