イスコ、CR7の不在を嘆かず!「マドリーを望まなかった人のことで泣いてはいられない」

2018年10月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

イスコの発言に対してCR7は…。

CLのプルゼニ戦の前日会見で「ここをターニングポイントにしたい」と語ったイスコ。悪い流れを断ち切れるか。(C)Getty Images

 公式戦5試合連続で白星なし(1分け4敗)と深刻な危機に陥り、ジュレン・ロペテギ監督の進退が騒がれているレアル・マドリーは、10月23日のチャンピオンズ・リーグ(CL)でチェコのプルゼニと対戦する。結果次第で、指揮官のクビが飛ぶかもしれない一戦だ。

 前日会見に臨んだイスコは、ロペテギ監督への信頼を強調し、「指揮官を代えるのはクレイジーなこと」だと述べた。スペイン紙『Marca』によると、イスコは「監督だけの責任じゃない。ゴールを決めるのは僕ら選手の仕事だからね」と話している。

「メディアに監督を代える力はないはずだ。いつも、ありもしない騒動を作ろうとする。僕らは自分たちにできることを信じているよ。とても冷静だし、監督を信頼している。これからいろんなことがあるかもしれないけど、僕はこのチームを信じているよ」

 結果が出ていないことでチームが「心配している」と認めるイスコだが、確かなのは、クリスチアーノ・ロナウドの退団を嘆いていてはいけないということだ。イスコは、「クラブの外に解決策を求めることはできない。優れた選手がたくさんいるのだから」と述べた。

「ここにいることを望まなかった人のことで泣いてはいられない」
 
 同日、CLのマンチェスター・ユナイテッド戦を前にした会見で、イスコの発言を聞いたC・ロナウドは、「とても良いじゃないか。たしかに泣いている場合じゃない」とコメントしている。

 では、C・ロナウドを失ったマドリーは、この危機を脱することができるのか。「状況を変えられるかどうかは、僕たちやテクニカルスタッフ次第」というイスコは、「明日の試合がターニングポイントになることを願っている」と、プルゼニ戦で流れを変えたいと意気込んだ。

「この悪い流れを吸収するのは簡単じゃない。でも、僕たちはいつも挽回してきた。過去5年のCLで4回優勝しているんだ。マドリーが苦しんでいるのを見るのが好きという人は多いけど、決して僕らが死んだとは言わせない」

 プルゼニ戦で納得のいくパフォーマンスと勝利を取り戻し、ロペテギ監督とマドリーは崖っぷちからの生還を果たすことができるだろうか。
 
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