ノルウェー戦のなでしこジャパン28名発表!”U-20W杯優勝組”からは長野ら4名が選出

2018年10月23日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

海外組からは熊谷、宇津木、猶本、川澄ら

今回は多めの28名を招集。これまでの既存メンバーに加え、U-20ワールドカップのメンバーを呼び、競争を促す。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 日本サッカー協会は10月23日、ノルウェー女子代表との国際親善試合(11月11日/鳥取市営サッカー場バードスタジアム)に臨む日本女子代表のメンバーを発表した。

 なでしこジャパンこと日本女子代表は、8月にインドネシアで開かれたアジア大会で見事に金メダルを獲得。岩渕真奈、鮫島彩、長谷川唯ら主軸メンバーが引き続き名を連ねている。海外組からは熊谷紗希、宇津木瑠美、川澄奈穂美、猶本光らが選出された。

 また今年8月に開催されたU-20女子ワールドカップで世界一に輝いたメンバーから4名がメンバー入り。南萌華、遠藤純の初招集ふたりの他、長野風花、宮澤ひなたが選ばれた。
 メンバー発表会見に登壇した高倉麻子監督は、「即戦力となり得る選手がたくさんいた。今回は4名参加してもらいます。南に関しては、高さもありますし、育成年代から見ていますけど、安定している。キャプテンを務めリーダーシップも。長野は視野の広さ、サッカー理解も高いものを持っている。今の選手を脅かす選手になってほしい。宮澤はドリブルで非凡なものを持っている。持ち込んでシュートという武器もある。そこを前面に出してほしい。遠藤は宮澤と同じ役割。独特のドリブルからシュートに持ち込む形を持っている」と、U-20ワールドカップ優勝メンバーの選出理由を述べている。
 
 また今回の相手ノルウェーは、FIFAランキング13位(日本は7位)の古豪。ランキングでは日本よりも格下だが、高倉監督は「チーム力は上向きだという印象」と警戒を強める。「自分たちがボールを動かして主導権を握っていけるか」をテストし、チームの完成度を高めていくという。
 
 さらに、「持っている特長をチームの中でどのように出していけるかを、見極めて、植え付けていきたい。選手には2つ、3つのポジションをこなせたり、ユーティリティとスペシャリティを求めながら今後はチームを作っていきたい」とこれからのビジョンを語った。
 
 ノルウェー戦に挑むメンバー28人は以下のとおり
 
GK
1 池田咲紀子(浦和L)
18 山下杏也加(ベレーザ)
21 平尾知佳(新潟L)
 
DF
2 宇津木瑠美(シアトル・レイン=USA)
3 鮫島 彩(INAC)
4 熊谷紗希(リヨン=FRA)
5 市瀬菜々(マイナビ仙台)
22 清水梨紗(ベレーザ)
23 國武愛美(ノジマステラ)
24 三宅史織(INAC)
26 南 萌華(浦和L)
 
MF 
6 有吉佐織(ベレーザ)
7 中島依美(INAC)
9 川澄奈穂美(シアトル・レイン=USA)
12 猶本 光(フライブルク=GER)
14 長谷川唯(ベレーザ)
15 阪口萌乃(新潟L)
17 三浦成美(ベレーザ)
25 杉田妃和(INAC)
27 長野風花(仁川現代=KOR)
 
FW
8 岩渕真奈(INAC)
11 田中美南(ベレーザ)
13 菅澤優衣香(浦和L)
16 籾木結花(ベレーザ)
19 増矢理花(INAC)
20 横山久美(長野L)
28 宮澤ひなた(ベレーザ)
29 遠藤 純(JFAアカデミー福島)
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