“日本のメッシ”堂安律にオランダ名門PSVが熱視線! メキシコ代表の俊英の流失となれば獲得に本腰

2018年10月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

とどまることを知らない堂安への評価

代表初ゴールを決めたウルグアイ戦での活躍をはじめ、堂安のパフォーマンスは欧州の強豪クラブが目を向けるものとなっている。 写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 日本サッカー界期待の俊英、堂安律への評価がうなぎ登りだ。

 現地時間10月21日、イタリアの移籍情報サイト『Calciomercato』は、フローニンヘンに所属する堂安律に、同じエールディビジの強豪PSVから熱視線が注がれていることを伝えている。

 堂安は目下、絶好調だ。今月16日に埼玉スタジアムで行なわれたウルグアイとの親善試合では、59分にアトレティコ・マドリーに所属するCBディエゴ・ゴディンを巧みにいなして、左足で鮮やかな勝ち越しゴールを決め、4-3の勝利に大いに貢献。

 さらに所属2年目を迎えたフローニンヘンでも、1勝1分7敗で最下位に沈むチームにあって、全試合フル出場を果たしてひとり気を吐いている。その評価はとどまること知らず、若手の登竜門とも言われ、21歳以下の選手に与えられるイタリア紙『Tutto Sport』主催のゴールデンボーイ賞、さらにフランス誌『France Football』が選ぶ若手版バロンドール『トロフェ・コパ』の両方にノミネートされた。

 そんな日進月歩の勢いで評価を高めている堂安に対して、昨シーズンのエールディビジ王者PSVが目を付けたのは、もはや当然かもしれない。

『Calciomercato』に記事よれば、PSVは現在チームの得点源となっている23歳のメキシコ代表FWイルビング・ロサーノが引き抜きにあった場合の補強を模索していることを報道している。

 さらに同メディアは、「1995年生まれで、メガクラブの人気銘柄でもあるメキシコ人ウインガー、ロサーノが退団した場合にPSVは、1998年生まれで同じく市場を賑わす存在でもあるフローニンヘンの日本人、堂安律の獲得に本格的に動くだろう」とレポートしている。

 かねてからアヤックスなどの接触があったほか、今夏にはマンチェスター・シティの指揮官ジョゼップ・グアルディオラが獲得を狙ったとも報じられた堂安。自らもウルグアイ戦後に「僕の目標はチャンピオンズ・リーグに出ること」と公言してはばからないだけに、今後は"日本のメッシ"とも称される男の動向が、より熱を帯びていきそうだ。
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