ブレーメン、効率良くゴールを奪って今季5勝目! 大迫は先発出場もチャンスに絡めず56分で交代

2018年10月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

M・エッゲシュタインは両足での強烈弾2発!

中盤でボールが収まらないこともあり、大迫は高い位置では良さを発揮する機会に恵まれなかった。チームの調子は良いので、今後は得点に絡むプレーにも期待したい。 (C) Getty Images

 10月20日(現地時間)、ブンデスリーガ第8節が行なわれ、ブレーメンは2-0でシャルケを下した。
 
 4位と好調のブレーメンが、開幕5連敗から直近の2試合では連勝を飾っている15位シャルケのホームに乗り込んだ一戦。代表戦明けの大迫勇也は、4試合連続でスタメンに名を連ねた。
 
 立ち上がりから、ボールポゼッションではアウェーチームが上回るも、5分、シャルケはスローインからブルグクシュタラーがペナルティーエリアに侵入してフィニッシュまで持ち込む。
 
 ともになかなか敵陣深くまでボールを持ち込めず、ブレーメンのファーストシュートは26分になってから。FKのクリアボールを拾ったクラーセンが右足を振り抜くも、ボールはゴールマウスを大きく外れた。
 
 大迫は前線の右サイドで試合を迎えるが、例によってCFのクルゼの動きに合わせて中央に入ったり、状況によっては中盤で攻守のプレーをこなす。自陣ゴール前に戻って守備に勤しんだ後、反撃に転じた際には的確にボールを展開し、攻撃のかたちを作り出したりもした。
 
 シャルケの方が、カウンターから相手ゴールに迫る回数が多かった前半はスコアレスのまま終わるかと思われたが、43分、ブレーメンは左サイドでクルゼがボールをキープし、マイナスに折り返すと、これを受けたM・エッゲシュタインが素早くシュートを放ってゴール左隅に叩き込み、先制ゴールを奪った。
 
 後半、リードされたホームチームはFWウートを投入して反撃を狙い、開始から1分も経たないうちに、ナウドのロングフィードからアリットがフィニッシュまで持ち込む。
 
 積極性を増したシャルケに対し、ブレーメンは56分、カインツに代えてピサーロ、そして大迫に代えてラングカンプを投入。大迫は右サイドや下がり目の位置で奮闘するも、チャンスに絡むようなプレーは見られないまま、ベンチに退いた。
 
 58分、後方からの縦パスを受けたブルクシュタラーが、ヴェリコビッチを振り切り、右サイドの角度のない位置から強引なシュート。飛び出したGKパブレンカのブロックによって得たCKに対して、サネが飛び込んで頭で合わせるも、ゴール右外に逸れる。
 
 65分には、ウートが左サイドを抜け出して好クロス。ファーサイドにはマッケニーとディ・サントが待ち受けていたものの、2人とも合わせることができず、チャンスを活かせない。
 
 するとブレーメンは66分、速い攻めで左からクルゼがクロス。ファーサイドで拾ったゲブレ・セラシェからパスを受けたM・エッゲシュタインは、今度は左足でゴール左隅に突き刺し、貴重な追加点を挙げた。
 
 攻めながらもリードを広げられてしまったシャルケ。1点を返そうと、72分、CKからナウドが打点の高いヘッドを浴びせるも、パブレンカの好反応に阻まれる。85分、ブレーメンのカウンターに冷や汗をかいた直後、ブルクシュタラーが抜け出したものの、このシュートも枠を外れる。
 
 87分にメーバルトの強烈なシュートをGKニューベルの好守でしのいだ後、シャルケは右サイドからのクロスをウートが頭で合わせるが、この決定的な一撃もクロスバーにはね返された……。
 
 最後までゴールを奪えなかったシャルケは、悪いタイミングでの失点で今シーズン6敗目。一方、ブレーメンは効率の良い試合運びで5勝目を挙げ、暫定ながら2位浮上を果たした。次節は28日、レバークーゼンをホームで迎え撃つ。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事