「しっかりゴールを消したのは良かった」連敗ストップ&無失点勝利に風間節が炸裂!

2018年10月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「難しいゲームだったが、集中してやってくれた」と選手たちを称賛

風間監督は、アウェーでの無失点勝利を喜んだ。(C)SOCCER DIGEST

[J1リーグ30節]柏0-1名古屋/10月19日/三協F柏
 
 名古屋グランパスが、連敗を3で止めた。アウェーの三協フロンテア柏スタジアムに乗り込んだJ1リーグ30節の柏戦で、1-0の勝利。前田直輝が挙げた1点を守り抜き、4試合ぶりの勝点3を得た。これで柏とジュビロ磐田を抜き、14位に浮上している。
 
 試合後のフラッシュインタビューに応じた風間八宏監督は、「苦しい時間もありましたが、選手が最後まで冷静に戦ってくれた」と選手の奮闘を労い、次のように続けた。
 
「90分なので良い時と悪い時がある。良い時に点が取れれば楽だったが、悪い時にミッチ(ランゲラック)も含めてしっかりゴールを消したのは良かった。アウェーで難しいゲームだったが、ゴールを消すということに関して集中してやってくれた」
 
 連敗が続いた前節まで3試合連続で複数失点を喫していただけに、無失点に手応えを得たのだろう。風間監督は、ファインセーブを連発した守護神のランゲラックの名前を挙げて称えるとともに、高い集中力を保った守備陣を評価した。
 
 もっとも、「チャンスがあったので、次はもう少し点を取れるようにしたい」と追加点を奪えなかったことへの反省も忘れていない。名古屋は得点ランキングトップに立つジョーをはじめ、ガブリエル・シャビエルや前田直輝など、前線はタレント揃い。破竹の7連勝を飾った8~9月には、彼らの圧倒的な攻撃力を活かして複数得点を奪い、相手をねじ伏せてきた。当然、目指しているのは、そうした連勝時の攻撃的なスタイルだ。風間監督もこの1-0勝利に満足するつもりはないだろう。
 
 14位に浮上したとはいえ、残留争いのライバルたちとの勝点差は詰まっており、まだまだ予断を許さない。名古屋とすれば、連敗を止めたこの試合を浮上のキッカケに再び波に乗りたいところだろう。次節は順延になっていた18節の札幌戦。ホームのパロマ瑞穂スタジアムで、連勝といきたい。
 
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