マドリーのペレス会長、コンテにコンタクトと伊紙が報道! 前チェルシー監督も就任に前向き?

2018年10月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

指揮官交代は10月の残り3試合の結果次第か。

ふたたびマドリーの次期監督候補に浮上したコンテ。本人は就任に前向きのようだが、はたして…。(C)Getty Images

 直近の公式戦4試合で1分け3敗と白星がなく、しかも4試合連続で無得点という33年ぶりの不名誉な数字も残してしまったレアル・マドリー。チームを率いるジュレン・ロペテギ監督は、早くも窮地に追い込まれている。

 10月20日に再開するラ・リーガのレバンテ戦(9節)は、ロペテギ監督にとって崖っぷちの一戦だ。それだけではない。チャンピオンズ・リーグ(CL)のプルゼニ戦、そして28日のバルセロナとのクラシコと、今月の残り3試合に指揮官のクビが懸かっているとの見方は少なくない。

 当然、ロペテギ監督が解任される場合の後任候補も話題となる。そのひとりが、ユベントスやイタリア代表、チェルシーで指揮を執ってきたアントニオ・コンテだ。イタリア紙『Corriere dello Sport』は18日、マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長が、15日にコンテとコンタクトを取ったと報じた。
 
 前人未到の3年連続CL優勝という偉業を成し遂げた数日後、マドリーではジネディーヌ・ジダン前監督が電撃退任した。『Corriere dello Sport』紙によれば、ペレス会長が後任にと最初に考えたのがコンテだったという。

 当時、チェルシー監督の座を退任することが濃厚とされていたコンテだが、違約金を巡るクラブとの問題が解決していなかったため、『Corriere dello Sport』紙は、コンテがマドリーからの誘いを断ったと伝えている。

 シーズン開幕後、コンテは一時不振に陥ったミランの新監督候補と噂された。だが、ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が立て直しに成功し、ミランは指揮官を支持。コンテ招聘の可能性は消えた。

『Corriere dello Sport』紙は、コンテがいま現場復帰を熱望しており、今回のマドリーからの連絡に前向きに応じたと報道。「最終的な連絡があった場合、受ける準備は整ったとコンテは感じている」と、オファーを受ける姿勢だと伝えている。

 だが、前述のように、ロペテギ監督の進退は今後3試合の結果次第と見られている。ワールドカップを目前にスペイン代表を去ることになったロペテギ監督は、今後もマドリーのベンチに座ることができるのか。それとも、コンテが采配を振るう日が訪れるのか。進展が注目される。
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事