「ナカジマは宝石のように扱われている」 元ポルティモネンセ所属の浦和DFが葡メディアに語った中島翔哉の価値

2018年10月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

ポルトガルメディアも中島のことが気になっている

縦パスや積極的なドリブルで、5万人以上の観客を喜ばせた中島。11月の代表戦でも招集されるか否かも注目される。 (C) Getty Images

 10月16日に埼玉スタジアム2002で開催された親善試合で、日本代表はウルグアイ代表に4-3で勝利。この試合、スコアラーの南野拓実、大迫勇也、堂安律と並んで話題になったのが、10番を背負った中島翔哉だ。

 この日、スタジアムには浦和レッズに所属するポルトガル出身DFのマウリシオも訪れており、試合後、ポルトガル紙『O Jogo』のインタビューで中島について語っている。

 マウリシオは、かつてポルトガル時代、現在中島が所属しているポルティモネンセに在籍したブラジル人CBで、2017年に浦和に加入したが、その直前まではポルティモネンセの他、ポルト、マリティモとポルトガルのクラブを渡り歩いていた経歴を持つ。

 ポルトガルでの経験が豊富な彼だけに、多数の海外メディアが今回、中島についてヒアリングしていたようだ。『O Jogo』に対し、こう語ったと報じられている。

「中島の存在は、僕が1年前に浦和レッズに加入したときには、今ほど知られてはいなかった。けれど、ポルティモネンセでの活躍ぶりが伝わるようになってから、代表にも招集されるようになった。

 彼は今、まるで"宝石"のように扱われているよ。彼は日本代表の将来を担っていくだろうと、アナリストたちが大きな期待を寄せている。

 日本人は、代表選出を非常に重視している。組織で世界で戦うこと、ワールドカップを含む世界大会で、できるだけ高い場所を目指すためのプロジェクトを掲げている。中島は、そのプロジェクトを実現しうる存在として考えられているようだ」

 さらにマウリシオは、「中島のポルティモネンセでの試合の様子やゴールは、こちらでもよく報道されているよ。セビージャが中島に興味を持っていることも知られている」と、ポルトガル国内で取り沙汰されている移籍の噂が、日本でも話題になっていると話している。

 クラブの"先輩"であるマウリシオの目にも、際立った存在だという中島。"後輩"は果たして、自身の去就においてどのような選択をするのだろうか。
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