ブラジルはネイマールのアシストでアルゼンチンに劇的勝利、ベルギーは復調オランダと引き分け 【国際親善試合】

2018年10月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

本田“監督”不在のカンボジアは初勝利ならず

ネイマールは攻撃の起点として存在感を示し、宿敵相手の勝利にチームを導いた。 (C) REUTERS/AFLO

 10月16日(現地時間)、インターナショナルマッチウィーク期間中ということで、世界で多くの代表マッチが行なわれた。
 
 アジアでは、日本が強敵ウルグアイに4-3で競り勝ち、韓国は4日前に日本が3-0で下したパナマと2-2で引き分け。本田圭佑が監督を務める(今回は不在)カンボジアは、オウンゴールで先制するも後半に2点を失い、ホームでシンガポールに敗北を喫して、新体制での初勝利はならなかった。
 
 中東では、ブラジルとアルゼンチンという南米の雄が対峙。サウジアラビアのジェッダで行なわれた一戦、ブラジルはネイマールをはじめ、コウチーニョ、フィルミーノ、G・ジェズス、カゼミーロらスターがスタメンに名を連ね、アルゼンチンもディバラ、イカルディらトップクラスのタレントが居並んだ。
 
 試合はブラジルがボールポゼッションで大きく上回るも、互いにほぼ同数のシュートを放ちながらゴールを狙ったが、終盤までスコアは動かず。このまま引き分けに終わるかと思われた後半アディショナルタイムの93分、ブラジルがゴールネットを揺らす。
 
 試合を決めたのは、DFのミランダ。ネイマールが蹴ったCKを、GKロメロの前に出て、頭でゴールに突き刺した。ネイマールは3日前のサウジアラビア戦での2アシストに続いて、味方のゴールをお膳立てした他、試合のなかでも存在感を示した。
 
 欧州では、ベルギーがオランダをブリュッセルに迎えた注目の一戦が行なわれている。
 
 ロシア・ワールドカップでは、3位入賞を果たしたベルギーに対し、オランダは欧州予選敗退と対照的な状況となったが、後者は3日前に行なわれたネーションズ・リーグのドイツ戦で3-0の勝利を挙げるなど復活の気配を漂わせており、隣国のライバルとの対決は一気に注目度が上昇していた。
 
 そんなオランダに対してベルギーは、開始5分にアザールがドリブルで突き進んでペナルティーエリアの左からクロス。クリアボールをメルテンスが右足で叩き、いきなり先制ゴールを奪ってみせる。
 
 しかしドイツ戦で自信を得たか、オランダは怯むことなく反撃し、27分にカウンターからスムーズにボールを繋ぎ、右サイドでボールを得たデパイが中央へラストパス。抜け出したダンジュマがGKミニョレの牙城を崩して試合を振り出しに戻した。
 
 この試合、終わってみればシュート数は14ずつ、ボールポゼッションでもほぼ互角という数字に。ライバル同士の意地とプライドを懸けた戦いは、そのまま1-1で終了した。
 
 16日に行なわれた主な親善試合の結果は以下の通りである。
 
ブラジル 1-0 アルゼンチン
ベルギー 1-1 オランダ
デンマーク 2-0 オーストリア
スウェーデン 1-1 スロバキア
日本 4-3 ウルグアイ
韓国 2-2 パナマ
カンボジア 1-2 シンガポール
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