堅守崩壊のウルグアイ、3点を奪いながらの敗戦は1996年以来22年ぶりの屈辱。その時の相手は奇しくも…

2018年10月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

あまりにも目立ったウルグアイの拙守…。4失点を喫したのはいつぶりか?

1ゴールを挙げながらもそれがチームの勝利に結びつかなかったカバーニは、試合後、フラストレーションを溜め込んでいるように見えた。 (C) SOCCER DIGEST

 10月16日に埼玉スタジアムで行なわれたキリンチャレンジカップのウルグアイ代表との一戦で、日本代表は4-3で勝利を収めた。

 この試合に先駆けて12日に行なわれた韓国戦に敗れていたウルグアイは、この10月のアジア遠征で屈辱の連敗を喫したことになる。来夏のコパ・アメリカでの成功を目指しているチームにとっては痛恨だろう。

 71歳の老将オスカル・タバレスは、「親善試合とワールドカップの比較は意味をなさない」と、乱打戦に敗れたことを意に介さなかったが、やはりどうしても目についてしまうのは、4失点を喫した拙守だ。

 中盤で日本に素早く、積極的なプレスをかけられると、慌てるシーンが散見。さらに中島翔哉や堂安律、南野拓実らの積極的な仕掛けにも苦戦したのである。

 これまで堅守を売りに世界で渡り合ってきたウルグアイ。そんなタレント軍団が4失点を喫するのは、昨年3月に行なわれたロシア・ワールドカップ南米予選のブラジル戦(1-4)以来のこと。さらにそれ以前に遡ると、2012年10月の南アフリカ・ワールドカップの南米予選、ボリビア戦まで4失点以上を喫したことがないのだ。

 そして、日本が絡んだ意外なデータも明るみとなっている。データサイト『Opta』によれば、ウルグアイが3点を奪いながら敗れたのは、1996年3月に長居スタジアムで行なわれた一戦以来、実に22年ぶりだ。

 その時は、"キングカズ"こと三浦知良の2ゴールに加え、前園真聖、高木琢也、岡野雅行がゴールを決めた日本が5-3と競り勝っている。ちなみにウルグアイ側の得点者は、アルバロ・レコバ(2点)とセバスティアン・アブレウである。

 南米の雄ウルグアイに22年ぶりとなる屈辱の土をつけた日本代表。強豪を相手に臆することなく堂々と振る舞ったサムライ戦士たちは、来年1月のアジアカップに向けて順調に進んでいると言えそうだ。

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