【日本代表】“新ビッグ3”候補が躍動。ウルグアイ守備陣を混乱させる

2018年10月16日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

攻撃の中心にいたのは南野、堂安、中島だった

A代表初ゴールを挙げた堂安。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 2018年10月16日に埼玉スタジアムで行なわれたウルグアイとの親善試合は、4-3で日本の勝利という結果に終わった。なかでも印象深かった選手は、4-4-2システムで大迫勇也と2トップを組んだ南野拓実、右サイドの堂安律、左サイドの中島翔哉の3人だ。
 
 まずは10分、中島のスルーパスを絶妙なトラップで足もとに収めた南野がそのままシュートに持ち込んで先制弾を叩き込むと、1-1で迎えた33分に堂安が最高のスルーからチャンスを演出。さらに36分には中島がミドルシュートで大迫の勝ち越しゴールのきっかけを作った。また66分には相手GKが弾いた堂安のシュートを南野が右足ボレーで沈めるなど、最前線の大迫とともに、攻撃の中心にいたのは南野、中島、堂安の3人だった。
 
 胸が熱くなったのは、51分の堂安のプレー。敵の執拗なマークをものともせず、粘り強いキープ力を生かしてボールを保持した場面だ。そして極めつけは、2-2で迎えた59分のゴールである。酒井宏樹とのワンツーで抜け出すと、冷静な左足シュートでチームの3点目を奪った一連の動きはまさにパーフェクト。「堂安律、ここにあり!!」を示す一撃だった。
 
 香川真司、岡崎慎司、本田圭佑のビッグ3にクラブや代表での実績は現時点で到底及ばない。だが、いずれは──。南野、堂安、中島が新ビッグ3として日本代表を引っ張る、そんな時代が来るのではないか。
 
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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