ウルグアイのスタメンは!? カバーニではなく“スアレス2世”の大抜擢も!!

2018年10月16日 羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb)

スアレスが「化け物」と認めた逸材の起用も?

(C) SOCCER DIGEST

 10月16日に日本対ウルグアイが埼玉スタジアムで幕を開ける。この南米の雄との対戦は、森保ジャパンにとって、試金石となる一戦だけに注目度は高い。

 両チームの対戦成績は3勝1分け1敗とウルグアイがリード。日本が唯一白星を挙げたのは1996年3月に長居スタジアムで行なわれた試合で、その時は"キングカズ"こと三浦知良の2ゴールを含めた5ゴールを叩き出した日本が5-3と競り勝っている。

 ウルグアイは、12日に行なわれた韓国との親善試合を1-2と敗れており、さらに"お得意様"の日本戦で負けるようなことがあれば、猛烈な批判を受けることになるだろう。では、その日本戦に、いかなる陣容で臨むのか? 地元紙『Ovacion』は以下のメンバーを予想している。

GK:フェルナンド・ムスレラ
DF:マルティン・カセレス、セバスティアン・コアテス、ディエゴ・ゴディン、ディエゴ・ラサクール
MF:ロドリゴ・ベンタンクール、ルーカス・トレイラ、マティアス・ベシーノ、ジョルジアン・デ・アラスカエタ
FW:クリスティアン・ストゥアニ、エディンソン・カバーニ

 いずれも長くタバレスのチームでメインキャストを務めてきたメンバーばかり。韓国戦からの変更はナイタン・ナンデスに代わって主にトップ下のプレーメーカーとして起用されることが多いデ・アラスカエタが入っている点のみだ。この予想が確かならば、日本戦の配置は4-3-1-2のような形となるだろう。

 ただ、オスカル・タバレス監督は、「我々はこうした親善試合の場において、単に結果を残すだけでなく、若い選手たちにも経験を積ませることを考えている」と若手起用を示唆しているため、韓国戦にフル出場したカバーニやトレイラといった主力組を下げる可能性は大いに考えられる。

 そこで注目したいのは、マキシ・ゴメスとフェデリコ・バルベルデの二人だ。

 前者は186センチ・80キロという屈強な体躯を利したパワフルなプレーが魅力の22歳のストライカーで、"スアレス2世"の呼び声も高い。15日の会見で森保一監督が、「球際の部分で厳しく、激しい相手。気を付けたい」と課題を口にしていた日本にとって、最前線でアグレッシブに仕掛けてくるM・ゴメスが起用となれば、要警戒だ。

 後者のバルベルデは、スアレスが「あいつは化け物だ」と舌を巻く、現在レアル・マドリーに所属する若き逸材だ。ボランチを主戦場としており、卓越したスキルと冷静な球捌きは、18歳とは思えないほどクレバーかつ正確。プレースタイルは、あの元イタリア代表MFのアンドレア・ピルロに似ているかもしれない。

 前日会見においてタバレス監督は、「親善試合は若手を使い、経験を積ませることも重要だ」と話している。それだけに4年後に向けてチームの戦力を増やす意味で、森保監督が「メンバーを大幅に入れ替える」と明言し、欧州組の多数起用が見込まれている日本を相手に、若手を抜擢する可能性はありそうだ。
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