代表デビューの北川航也が受けた“南野の衝撃”「拓実君のプレーを見た時に…」

2018年10月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「前を向いた時の迫力は常に求めていきたい」(北川)

南野(右)のプレーに「見習うところがある」と感じたという北川(左)。果たして、今後のプレーにどう活かされていくだろうか。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 12日にパナマ代表を3対0と下した日本代表は一夜明けた13日、新潟市内でトレーニングを行なった。パナマ戦でA代表デビューを果たした22歳の若きストライカー、北川航也が報道陣の取材に応じている。

 
 待望のデビューは66分に訪れた。2トップを組んだ川又堅碁との同時投入。「入りやすい状況を作ってもらったので、自然体で入れました」というように、投入直後から川又との連係でチャンスを作り出す場面も見られた。
 
 その一方で北川は、「(プレスを)外された時のリスクや相手の個の能力を考えた時に、ブロックを作って全員で奪ったボールを前に運んで縦に出て行くという感じだった」と、守備面での適切な判断を要求されていたことも明かした。
 
 そんな北川がパナマ戦では、ひとりのアタッカーのプレーぶりに強い印象を受けたことを告白している。森保ジャパン初陣のコスタリカ戦に続く、2戦連発弾を決めた南野拓実である。
 
「最前線で張ってくれている選手の下で、うまく相手の間に入ってボールを運ぶ」のが自らの役割だと自認していた北川は、ベンチからピッチを見守るなかで、南野のプレーに対してある意識の高さを感じ取るのだ。
 
「拓実君のプレーを見た時に、やっぱり常に前を向く意識、縦に仕掛ける意識を強烈に感じた。そこは自分の見習うべきところだと思うし、足りないところ。前を向いた時の迫力は、常に求めていきたい」
 
 パナマ戦では、最前線に張った川又がディフェンスラインを押し下げ、そこに生まれたスペースで北川がボールを受けて仕掛ける場面もたびたび見られた。こうしたプレーが数多く生まれれば、それだけ敵にとっても北川はより厄介な存在となるはずだ。ライバルとなる先輩アタッカーを見習い、さらに敵DFにとって脅威となる前を向く意識、縦への仕掛けを見せてほしいものだ。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事